日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林良太氏が、2014年末(12月20日付)の「総務省無線局等情報検索」のデータを用いて、国内におけるアマチュア個人局のコールサインの数でみたプリフィックスごとの“雑魚度”(免許局数の多さ)を調査。その結果、もっとも雑魚のプリフィックスは「JH1」で、2位以下は「JG1」「JR2」「JL8」「JF1」「JE6」…と続くと発表した。
JJ1WTL・本林氏は1月23日付けのブログで、総務省が提供する「無線局等情報検索」の2014年末(12月20日付)データを用いて、プリフィックス別で免許されている局数を調査した「第4回 全日本雑魚プリフィクスコンテスト」を発表した。なお、1つのコールサインの下に複数の局を持っている場合でも、「1」と数えて集計しいる。同氏の調査はこれで4年目となる。
これは昨年同時期に発表した「第3回 全日本雑魚プリフィクスコンテスト」(2014年2月2日記事)に続くもので、個人局コールサインのプリフィックス順位で最も有効な免許数が多いのは「JH1」。すなわち「JH1」が“超雑魚プリフィックス”という結果となった。
続いて、「JG1」「JR2」「JL8」「JF1」「JE6」という順番だが、昨年も同様の順番だったので、5位までは変わらない。意外なのは、よく聞くプリフィックスというイメージが強い「JA1」の順位が7位だったことだ。実際のアクティビティーと、無線局としての登録情報との違いによる結果だと言えるだろう。
一方、希少価値が高いプリフィックスは「7J*」シリーズである。7Jプリフィックスは1985年に外国籍の個人局に割り当てられるようになり、1993年からは外国籍の代表者による社団局にも発給されたが、1999年に新たな発給が停止した経緯がある(失効した場合も、本人が希望すれば再取得は可能)。
前回の調査(2013年末のデータで集計)で「7J9」は1局、「7J7」「7J0」は2局、「7J8」は3局だったものが、今回の調査では「7J9」と「7J0」の1局ずつ、「7J7」が2局、「7J8」が3局となっている。前回の調査では、ただ1局だけ残っていた「7J5」のプリフィックス持つ7J5AAFが更新しなかったことで失効、消滅してしまった経緯もある。
さて、自分のプリフィックスの雑魚度、希少価値はいかがなものか? 詳しくは本林氏のブログでチェックしてほしい。
↓昨年の記事、「第3回 全日本雑魚プリフィクスコンテスト」結果
●<貴局の希少価値は!?>国内個人局の「雑魚プリフィックスランキング」! 超雑魚は「JH1」、1局残っていた「7J5」は消滅
●関連リンク:
・第4回 全日本雑魚プリフィクスコンテスト(CIC:1~30位を掲載)
・全日本雑魚プリフィクスコンテスト 2014年末(完全版)(callsign.jp Untold Facts)
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