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<まもなく開始!!>ナバサ島から22年ぶりの運用「K1N」DXペディション

自然保護のため上陸が制限されている、カリブ海の米領ナバサ島(Navassa Island、KP1)から、「K1N」のコールサインで22年ぶりにDXペディションが行われる予定だ。同島を管理する米国魚類野生動物局(USFWS)は、今後少なくとも10年間は別の運用を許可しないと見られ、今回は貴重なチャンスとなる。すでにDXペディションチームは同島へ向けて出発したが、正式な上陸日や運用開始日は直前に気象条件などを加味して最終決定される。1月26日現在では「2月1日から14日まで」という情報が有力だ。

 

 

ナバサ島DXペディション、K1NのWebサイト

ナバサ島DXペディション、K1NのWebサイト

 

 

 Wikipediaによると、ナバサ島はカリブ海の大アンティル諸島に属し、キューバとハイチとジャマイカの間に位置する岩肌が露出した面積5.2平方kmの島。米国が領有を宣言し実効支配中だが、ハイチも領有権を主張しているという。最も交信したい(most-needed)エンティティーとして、Club LOGでは1位、DXマガジンでは第2位にランクされている「珍中の珍」だ。

 1月21日のARRL NEWSによると、K1NのDXペディションの資材輸送にはヘリコプターが活用されるという。輸送は3日間続くが、初日のうちにベーシックな運用拠点を開設し、2日目の夕方までには何局かが運用できるようにし、最終的には最大8局がオペレーションできる体制を作る計画という。
 K1Nは常にスプリット運用で、可能な限り狭い幅でのスプリットを行う予定だ。そのため「絶対にK1Nのオペレーターの指示に耳を傾けてほしい」と要望している。また、多くの人に交信機会を与えるため、すでにそのバンドでナバサ島との交信を行っている局に対してはK1Nを呼ばないよう要請している。ログデータは1日数回、ClubLogにアップされる予定だ。

 

 なお今回、JA/HL地域のパイロット局を務めるJA1ELY・草野氏は、DX-Newsのメーリングリストで、以下の情報を流している。

 


 K1N チームと相談のうえ、ナバサ島がATNO(all time new one)という方のための運用方法を設定しましたのでお知らせいたします。

 JA/HLのATNO(MIXでニューという方)向けに、毎日22~00UTCの2時間、20mのSSBでQRVします。この時、K1NのオペはJA/HLのATNO局オンリーとアナウンスします。
 ぜひともMIXでニューという方にチャンスを与えてやってください。K1N側もそれを強く望んでいます。
 もちろんこの時間帯は30m~10mまで一斉にオープンしますので、20m以外の複数のバンドにSSB、CW、RTTY等でJA/HL向けに同時運用が行われます。


 同時に草野氏は、JA局のマナーを懸念し「どうか皆さん、K1N のオペの指示を良く聴き、リターンがあった局に故意に被せて横取りすることだけは止めてください。指示を守らないマナーの悪い局に対してはある種のペナルティーを検討しているようです」という注意喚起を行っている。

 

 

●関連リンク:
・K1N Navassa Island DX Pedition 2015
・Navassa DXpedition Team Poised to Offer“Once in 32 Years”Opportunity(ARRL NEWS)

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