総務省が提供する「無線局等情報検索」の2月16日更新分(1月24日現在のアマチュア局の免許状情報を掲載)によると、1月5日に開放されたばかりの新アマチュアバンド「475.5kHz帯(472~479kHz)」の無線局免許が、近畿総合通信局管内のJH3XCU局に発給されたことがわかった。
既報のとおり(2014年12月17日記事)アマチュアバンドとして新たに475.5kHz帯が加わった。しかし、中波ラジオ局などの周波数帯に近いことから、「運用場所から200mの範囲に自己所有以外の建物が存在しないこと」という条項や、当分の間は技適や保証認定による免許は受けられず「落成検査」や「変更検査」が必要という、オンエアーのための免許取得には厳しい条件がいくつも並んでいる(2014年10月10日記事)。
1月5日から各総合通信局と沖縄総合通信事務所で「475.5kHz帯」の免許申請の受け付けが始まった。厳しい条件をクリアした全国の猛者たちが、自作無線機とアンテナを製作し、次々にこの新バンドの申請を行っているようだ。
そんな中、2月16日に発表された1月24日現在のアマチュア局の無線局等情報検索(総務省)で確認したところ、全国でただ1局、JH3XCU局に対して「475.5kHz帯」の本免許が発行されたことが判明した。
JH3XCU局によると、同バンドの免許は2015年1月21日付けで近畿総合通信局から発給されたという。
●<無線局等情報検索データ、2月16日に更新>2015年1月24日現在のアマチュア局は「435,769局」が登録
●<475.5kHz帯も割り当て>総務省、官報で来年1月5日施行の「アマチュアバンドプラン」を告示、JARLは新バンドプランの表を掲載!!
●<475.5kHz帯の200m距離基準は原案どおり、免許を受けるには検査が必要>総務省、「475.5kHz帯」の開放と「各バンドの使用区別変更」などへの意見結果と同省の考え方を公表
●<1月5日に開放の新バンド>JA7NI-JA7GYPの両局、475kHz帯CWで初のリポート交換に成功!!
●関連リンク:無線局免許状等情報 JH3XCU (総務省)
●いったん広告です: