総務省は2月19日、「第二級アマチュア無線技士養成課程講習会」の実施に必要となる省令改正などを行い、官報に掲載した。施行は平成27年4月1日となる。これを受けて一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は、7月から3アマ資格取得者を対象とした「短縮コース」の2アマ講習会をeラーニングで実施することを表明。授業時間は法規17時間、無線工学29時間の合計46時間となる。
総務省が2月19日に官報に掲載したのは、無線従事者規則の一部を改正する省令、無線従事者の養成課程の修了の際に行う試験の実施方法を定める件の一部を改正する告示、無線従事者養成課程の実施要領を定める件の一部を改正する告示など。いずれも「2アマ養成課程講習会」を実施に必要となるもので、4月1日からの施行となる。
これを受けて、一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は、2015年7月から2アマ講習会を実施することを19日夜にFacebookページで発表した。内容は次のとおり。
「本日、第二級アマチュア無線技士養成課程に関する省令等の改正について官報に掲載され、平成27年4月1日から施行されることが決定しました。
JARDでは、7月よりeラーニングでの講習会を開催する予定です。第二級アマチュア無線技士の講習会は、第三級アマチュア無線技士資格取得者を対象とし、短縮コースを行います。
短縮コースの授業時間は法規17時間、無線工学29時間の合計46時間です。(標準の授業時間は、法規27時間、無線工学35時間、合計62時間)
なお、集合方式(同時受講型)の養成課程も来年度に東京で1~2回の実施を検討中です。集合方式の講習会も第三級アマチュア無線技士相当資格取得者を対象とした短縮コースとし、週2日実施で1ヶ月間程度の実施期間を想定しています」
現時点では、eラーニングの詳細や、受講に必要な費用などは明らかにされていないが、JARDでは「詳細が決まり次第、メルマガ、ホームページ、Facebookページで発表します」とアナウンスしている。
●関連リンク:
・官報 平成27年2月19日付 号外第36号 目次
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