一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)コンテスト委員会は2月26日、同連盟のコンテストページに「JARL主催コンテストのルール改正について」という告知を掲載した。いずれも2月22日に開催されたJARL第21回理事会で承認された内容で、コンテスト参加者が情報収集にWebクラスターやCWスキマーの使用を認めたほか、3.5MHz帯、7MHz帯におけるコンテスト周波数帯の変更、8月に開催されるフィールドデーコンテストの開始・終了時間の変更など多岐にわたっている。
JARLコンテスト委員会が発表したルール改正は多岐にわたっている。特に大きな変更点を列記しよう。
★JARLコンテスト全般について
・マルチオペの運用地は一箇所とし、その範囲は直径500m以内とする
・Webクラスター、CWスキマー、リバースビーコンネットワーク等のQSO情報入手手段の使用を認める
・ただし自局の運用情報をWebクラスターにアップロードするセルフスポットとスポットを依頼する行為は禁止
★JARL開催コンテスト周波数帯の修正(AADXを除く)
・3.5MHz帯:電信 3.510~3.530MHz、電話 3.535~3.570MHz
・7MHz帯:電信 7.010~7.040MHz
★コンテスト中の運用場所の変更に関する規定(AADXを除く)
・移動局(コンテストに参加している目的で移動している局またはSWL)かつシングルオペに限り、マルチプライヤーの変わらない範囲で運用場所の変更が可能
★ALL JA、6m AND DOWN、フィールドデーコンテストのマルチプライヤーの改正
・南鳥島(50)と沖ノ鳥島(49)を小笠原(48)に統合
★フィールドデーコンテストのルール大幅改正
・開催日時を8月第1土曜日の18:00~翌日12:00にする
・電信部門及び電信電話部門に、日曜日の6:00~12:00の「6時間運用の種目」を新設
・ホームステーション同士の交信を1点とし、マルチも有効とする
・ホームステーションの最大空中線電力を50Wにする
・移動しているSWLとしていないSWLの区分を廃止
このほか、詳細はJARLのコンテストページの「コンテスト委員会からのお知らせ」を参照のこと。
●関連リンク:JARLコンテストページ(JARL Web)
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