アマチュア無線機や関連商品で知られるアルインコ株式会社は、3月21日(土)から安定化電源、DC-DCコンバーターなど「電源機器」の卸価格を改定する。hamlife.jpが複数の販売店に行った取材でわかった。同社が公表している価格(メーカー希望小売価格)に変更はないが、ショップ店頭では実質的に10~15%の値上げとなる公算が高い。
hamlife.jpが複数の販売店に取材したところ、アルインコが3月21日(土)出荷分から安定化電源やDC-DCコンバーターなど「電源機器」の卸価格を改定することが判明した。アマチュア無線機や受信機に変更はない。
すでに各販売店には卸価格改定の通知が届いており、店頭における実勢販売価格ベースで10~15%程度の値上がりとなる公算が高い。改定に至った背景は「円安の加速で製品だけでなく、流通や生産も含む輸入関連コスト全体の上昇」と言われている。
今回の場合、同社がWebサイトやカタログなどで公表している価格(メーカー希望小売価格)は3月21日以降も変わらない。あくまでメーカーから販売店などに出荷する際の「卸価格の改定」という手法を採っている。
無線ショップの一部では、店頭やWebサイトで3月21日からの販売価格変更を予告するところも現れている。同社の電源機器の購入を検討している無線家は注意が必要だ。
●関連リンク:アルインコ株式会社電子事業部
●いったん広告です: