現在、国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗しているアマチュア無線の有資格者は、イタリア人の女性宇宙飛行士、サマンサ・クリストフォレッティ(IZØUDF)1人だけだ。しかしデンマーク人を含む5名の宇宙飛行士が、このほど米国テクニシャン級のアマチュア無線試験に合格、うち3人が今年から来年にかけてISSへ向かう予定だ。
新たに米国のアマチュア無線試験に合格した、5名の宇宙飛行士の所属とコールサイン、飛行予定は次のとおりだ。
・トマ・ペスケ(KG5FYG) ESA/フランス
2016年12月搭乗予定(第50次、51次)
・ジャック・フィッシャー(KG5FYH) NASA/カナダ
・デイビッド・サン=ジャック(KG5FYI) CSA/カナダ
・キャスリーン・ルビンズ(KG5FYJ) NASA/米国
2016年5月搭乗予定(第47次、48次)
・アンドレアス・モーエセン(KG5GCZ)ESA/デンマーク
2015年9月に10日間のミッションでISS滞在予定
国際宇宙ステーションの「ハム人口」は、この春以降増え続ける。3月後半にはNASA宇宙飛行士のスコット・ケリー、ロシアのミカエル・コニエンコ(RN3BF)とゲナディ・パダルカ(RN3DT)がISSに向かう。ケリーとコニエンコはミッション最長となる約1年間のISS滞在になる予定だ。
また、現在ISSに滞在中のサマンサ・クリストフォレッティは5月に地球へ帰還し、その後任はチェル・リングリン(KO5MOS)、オレッグ・コノネンコ(RN3DX)、日本人の油井亀美也(KG5BPH)となる。(ARRLニュース 3月9日付 ※許可を得て抄訳/(C)ARRL )
●関連リンク:
・Danish Astronaut is Among Latest Group of Space-Bound Radio Amateurs(ARRL NEWS)
・国際宇宙ステーション(ISS)のクルー(JAXA)
・FCC、JAXA宇宙飛行士の油井亀美也氏に、コールサイン「KG5BPH」を発給(hamlife.jp)
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