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【追記】意外に安価だった最終応札価格<アマチュア無線で唯一の長波バンド>八重洲無線FLDX400を改造した「135kHz帯トランスバーター」+漬物樽に巻かれた「アンテナカップラー」がヤフオクに出品

2015年1月5日に開放された新アマチュアバンド「475.5kHz帯(472~479kHz)」が話題だが、それより低い周波数にあるアマチュアバンド(2次業務)が、長波の「135kHz帯(135.7~137.8kHz、波長約2,200m)」だ。市販機でこの周波数帯をカバーしているのはごく少数のため、多くの愛好者は機器やアンテナを自作して楽しんでいる。このほどヤフオクに八重洲無線の真空管式送信機・FLDX400を改造した「135kHzトランスバーター」と漬物樽に巻かれた「アンテナカップラー」が出品され注目を集めている。

 

 

100円からのスタートした、FLDX400を改造したという「135kHz トランスバーター」と漬物樽に巻かれた「アンテナカップラー」(ヤフオクの画面から)

100円からのスタートした、FLDX400を改造したという「135kHz トランスバーター」と漬物樽に巻かれた「アンテナカップラー」(ヤフオクの画面から)

 

 

 今回、ヤフオクに出品されたのは八重洲無線が1960年代に発売していた真空管式送信機、「FLDX400」を改造した135kHz帯のトランスバーターと、漬物樽に巻かれたアンテナカップラー(ローディングコイル)のセットだ。親機にはトリオ(現・JVCケンウッド)のTS-830を使用することが前提となった設計がなされている。

 

 出品者の商品説明によると、「TS-830を親機としTS-830のX VTER端子に接続して使用するインターフェースになっており、X VTER端子へ3.5MHz帯が出るようにTS-830を一時的変更して使用します」「TS-830が親機の仕様になっていますが、技術力があれば他の機種にも改造できると思います。135kHz帯や475kHz帯に挑戦したり、部品取りで有効活用されることを望みます」と書かれている。

 

 

出品画像には、トランスバーター本体(FLDX400改)、アンテナ電流の大小を判断可能なメーター付きアンテナカップラー(ローディングコイル、改造で使わなくなった真空管や部品などが確認できる(ヤフオクの画面から)

出品画像には、トランスバーター本体(FLDX400改)、アンテナ電流の大小を判断可能なメーター付きアンテナカップラー(ローディングコイル、改造で使わなくなった真空管や部品などが確認できる(ヤフオクの画面から)

 

 

 

 なお、説明には「サポートはできませんので技術力やノウハウのある方が入札してください。高電圧を扱います。くれぐれも注意して改造やテストを行ってください」という注意書きも記載されている。

 

 さまざまなアマチュア無線機器が出品されるヤフオクだが、135kHz帯のトランスバーター+アンテナカップラーのセットは珍しいのではないだろうか。オークションは3月15日(日)に100円からスタートし、 3月19日(木)13時現在で応札件数は52件、現在の価格は2,200円となっている。

 

 

 

何と言っても圧巻なのが、漬物樽に巻かれた「アンテナカップラー」だ(ヤフオクの画面から)

何と言っても圧巻なのが、漬物樽に巻かれた「アンテナカップラー」だ(ヤフオクの画面から)

 

 

 

【追記】(3月23日更新)

 3月22日(日) 21時過ぎにオークションは終了した。入札件数62件、最終応札価格は3,700円だった。

 

 

 

●関連リンク:

・135kHzトランスバーター(FLDX400改)(ヤフオク)

・135kHz帯(通信用語の基礎知識)
・アマチュア無線の周波数帯(ウィキペディア)

 

 

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