100歳を超える、米国の優秀なアマチュア無線家が、それぞれ地元の州から表彰された。アラスカ州では102歳のARRLメンバー、アーリーン“バディ”クレイ(Arlene “Buddy” Clay、KL7OT)、そしてユタ州では100歳のグレーフ“リチャード”ベッカム(Greef “Richard” Beckham、W7FVM)の2名だ。
バディ(KL7OT)は、エスキモーの間での司法管理という仕事で、アラスカ女性として表彰された。彼女は亡き夫のアール氏(KL7EM)と航空交通管制官の仕事に就いていた。1948年にハムになり、Matanuska Amateur Radio Associationのオンエアミーティングを担当。1960年に、アラスカの12の村を担当する治安判事となり、夏はボートで、冬は犬ぞりで村から村までまわるなど、これまで70年間近くをアラスカの荒野で過ごした。
ユタ州では、州下院がリチャード(W7FVM)の100回目の誕生日に表彰を行った。彼は有名な飛行士アメリア・イアハートが南太平洋上で行方不明になった際、彼女を捜索した米海軍チームの最後の生存メンバーといわれている(イアハートのその後の運命はわかっていない)。
海軍生活の後、ベッカムはオレゴンの科学教師になり、パイロットのライセンスを取得し、航空パトロールの市民ボランティアとして活躍した。(ARRLニュース 3月25日付 ※許可を得て抄訳/(C)ARRL )
●関連リンク:Two Centenarian Radio Amateurs are Honored by Their States(ARRL NEWS)
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