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【追記&動画あり】<同地から電波が発射されるのは30数年ぶり!?>4月25日(土)と26日(日)、「検見川無線送信所跡(千葉市花見川区)」から「8N100ICT/1」を運用

4月25日(土)と26日(日)の2日間、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)では、1926年(大正15年)4月1日に開局し日本で初めての国際放送(コールサインは日本第1号を示す「J1AA」)を行い、1979年(昭和54年)に閉局した、歴史ある施設「検見川送信所(千葉県千葉市花見川区)」から、平磯無線(逓信省電気試験所平磯出張所)創立100周年/標準電波JJY開局75周年/情報通信研究機構(NICT)国立研究開発法人化記念局「8N100ICT」の運用を行う。同地から電波が発射されるのは、おそらく30数年ぶりとなるということだ。

 

 

 

 

【追記】千葉市の熊谷市長が4月26日(日)に、ツイッターで「8N100ICT/1」の標準電波JJY開局75周年PR記念運用における現地訪問の様子をつぶやいた

千葉市の熊谷市長が4月26日(日)に、ツイッターで「8N100ICT/1」の標準電波JJY開局75周年PR記念運用における現地訪問の様子をつぶやいた

千葉市の熊谷市長が4月26日(日)に、ツイッターで「8N100ICT/1」の標準電波JJY開局75周年PR記念運用における現地訪問の様子をつぶやいた

 

 

 


 

 

 

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解体を免れて残った局舎の一部。貴重なコンクリート建築として、文化遺産としての価値が高いと言われている。今回の記念運用により、この場所から30数年ぶりに電波が発射される

 

 

 

 今回、記念運用を予定している旧電電公社「検見川送信所」は、1926(大正15)年4月1日に東京無線局検見川送信所として開設。1940(昭和15)年1月30日から一般向けの短波標準電波局(コールサイン:JJY)として運用を開始したことでも知られる著名な施設である。戦前は海外向けの無線通信や軍用通信、航空無線などを担い、戦後は警察通信、船舶放送(海上保安庁)、船舶放送(新聞)、防衛庁通信などを行っていた。

 

 当時は広大な土地に90m級や70m級のタワーが何本も立っていたが、1979年(昭和54年)に廃止となり、局舎の一部を残してすべて撤去された。その後は宅地化が急激に進んでいる。

 

 解体を免れた現存する局舎は、東京中央郵便局や大阪中央郵便局を手がけたモダニズム建築の先駆者・吉田鉄郎氏が設計。1926年(大正15年)竣工した大正末期の貴重なコンクリート建築として、文化遺産としての価値が高いと言われている。

 

「検見川送信所を知る会」という地元の有志グループもあって、「コンクリート建築技術や無線通信技術の進展を我が国にもたらした象徴」として、検見川送信所の存在と価値を広く知らしめ、文化財としての指定を要望すると共に、有意義な保全と利活用のための研究・提言や活動を行っている。

 

 

 国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)記念局「8N100ICT」のメンバーは、千葉市役所の協力の下、4月25日(土)と26日(日)の2日間にわたり、同地から移動運用を行う。メンバーは「我が国の無線・電波の歴史に大きな足跡を残している施設で、同地から電波が発射されるのはおそらく30数年ぶりと思われる、珍しい行事となります。電波関係者にとっては大変興味ある移動運用になると思います」と説明している。

 

運用当時の検見川無線送信所(8N100ICT資料から)

運用当時の検見川無線送信所(8N100ICT資料から)

 

 

 

 

 

●旧電電公社検見川無線送信所跡における「8N100ICT/1」 の運用概要

 

 

運用日時:2015年4月25日(土)、26日日(日)※雨天決行

 

運用時間:両日とも午前~夕方(無線設備の設置調整に要する時間により、運用時間は前後する場合があります)

 

運用場所:検見川無線送信所跡(千葉市花見川区検見川5丁目、検見川稲毛土地区画整理事業地内)

 

コールサイン:8N100ICT/1

 

運用予定周波数帯:HF~430MHz帯

 

 

※運用の現場は千葉市の管理区域内のため一般非公開です。当日は千葉市の職員が立ち会います。

 

 

 

 

 今回の運用は、一般国民向けに標準電波JJYの発射が開始されて今年で75年になる節目をPRするために、2015年4月25日(土)と26日(日)の2日間に渡り、それぞれ午前から夕方まで、検見川無線送信所跡地内にアンテナを仮設し、無線機を搬入して、アマチュア無線記念局を屋外運用するものです。検見川無線送信所は、電電公社時代の1979年に無線局としての業務を終えましたので、その地から電波が発射されるのは30数年ぶりといえます。当日は近隣の千葉市を始め、多数のアマチュア無線家と交信できることを期待しています。

 

 なおこの運用は、検見川無線送信所跡を管理している千葉市検見川稲毛土地区画整理事務所、並びに千葉市役所総合政策局総合政策部政策企画課と、昨年10月頃から協議・調整を重ね、さらに地元住民のご理解とご協力を得て、このほど実現する運びとなりました。

 

 

●【動画】「検見川送信所を知る会・検見川無線送信所」を残すために(千葉県立幕張総合高校制作)

 

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 1979年(昭和54年)の閉局後、広大な敷地にあった巨大なタワーやアンテナ類は撤去され、周辺は宅地化が急激に進んでいる

 

 

 

●関連リンク:

・「電波時計の生まれ故郷」検見川無線送信所跡から、標準電波JJY開局75周年をPRするアマチュア無線記念局を運用します(8N100ICT)

・平磯無線(逓信省電気試験所平磯出張所)創立100周年/標準電波JJY開局75周年/情報通信研究機構(NICT)国立研究開発法人化記念局「8N100ICT」

・検見川送信所(ウィキペディア)

・検見川送信所を知る会

・JJY(ウィキペディア)

・JJY(国立研究開発法人 情報通信研究機構)

 

 

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