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<救急車の手配などアマ無線を使い登録員宅から市へ連絡>4月1日から「逗子市災害時通信ボランティア登録制度」がスタート

神奈川県逗子市を中心に活動する「逗子・葉山アマチュア無線クラブ・JA1YUU」は、市内に住むアマチュア無線技士の従事者資格を有する方と実際に開局している方を対象に、今年4月1日から「逗子市災害時通信ボランティア登録制度」がスタートしたと案内している。災害発生時において固定電話や携帯電話が規制され、通信手段がない場合には近所の登録員のお宅に行きアマチュア無線で市防災本部へ連絡をしてもらう「緊急通報制度」の導入など、通信担当者として市内各所でボランティア活動を担ってもらうというものだ。

 

 

 

画像には、貸与される「逗子市災害時通信ボランティア」の「腕章」(右)、通信ボランティア登録無線局であることを示す「門標」(左)が載っている(逗子・葉山アマチュア無線クラブWebサイトから)

画像には、貸与される「逗子市災害時通信ボランティア」の「腕章」(右)、通信ボランティア登録無線局であることを示す「門標」(左)が載っている(逗子・葉山アマチュア無線クラブWebサイトから)

 

 

 

 

 数年前から「逗子・葉山アマチュア無線クラブ・JA1YUU」では、災害発生時に電話が規制されたとき、電話に代わって近所のアマチュア無線局に市防災本部へ被害状況などを連絡してもらう、アマチュア無線家によるボランティア活動の導入を切望してきた。この度、その要望が叶い、「逗子市災害時通信ボランティア登録制度」としてスタートした。

「逗子市災害時通信ボランティア」は市が公募する制度として、対象者は神奈川県逗子市内在住のアマチュア無線技士で、登録は従事者免許証(相当資格含む)のみ所持の市民と、有効な無線局免許状を持つ市民の両者となる。

 従事者免許証と、開局している場合はアマチュア局の無線局免許状のコピーを用意し、「逗子市役所 防災課」で登録を行う。従事者免許証のみの市民には市から「腕章」が、そして有効な免許状を持つ市民には「腕章」と通信ボランティア登録無線局である旨の「門表」が貸与される。

 

 なお今回の活動は“全国他市にはない制度”として、災害時優先回線だった公衆電話が激減する中で、一般家庭の固定電話や携帯電話が輻輳によって規制され発信がしづらい状況を想定し、救急車の手配など緊急時の連絡が難しい場合、通信ボランティア登録無線局である登録員の無線家のお宅に行き、アマチュア無線を使い市防災本部へ連絡してもらうという「緊急通報制度」が加わった、と同クラブでは説明している。

 

 

 

●関連リンク:

・逗子市災害時通信ボランティア登録制度スタート(逗子・葉山アマチュア無線クラブ JA1YUU【8J1ZC】)
・神奈川県逗子市役所

 

 

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