8N23WSJは世界ジャンボリー会場の「サイエンスモジュール」というエリアに設けられたテント内に設置されている。ここは世界ジャンボリーに参加中のスカウト以外は立ち入りができないエリアであり、ビジター(一般市民、アマチュア無線家など)は見学・訪問も不可能である。同局はJARL局ではなく、免許人はボーイスカウト日本連盟である。
世界ジャンボリーに参加しているスカウトたちは、「AKAGI」「CHOUKAI」「DAISETSU」など日本の山の名前にちなんだ12のエリアに居住し、このエリアごとに区分けされたグループ単位で行動しており、サイエンスモジュールでの体験も日程に組み込まれている。そのため8N23WSJでも毎日、午前中の3時間、午後の3時間は参加者のための教育プログラムが行われている。海外ライセンスホルダーのスカウトもタイミングを見て訪問しないと運用できない可能性がある(空き時間の夕方や夜間にグループリーダーの許可を取って、同局を訪問するスカウトもいる)。
とはいえ、スタッフは、プログラムで指定された以外の時間、つまり昼食、夕食の自由時間、夜間などに、グループのリーダーの許可を得てどんどん訪問して欲しいとアナウンスに勤めている。実際、「8N23WSJ」は常駐の運用スタッフを含めて24時間体制でオペレートしている。
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