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<世界7か国から22名が参加>ARISS国際代表者会議、ハムフェア2015に合わせて東京で開催

国際宇宙ステーション(ISS)のアマチュア無線プログラム「ARISS」の運用決定機関である「ARISS国際代表者会議」が、JARL90周年記念事業の一環として8月20日(木)から23日(日)まで東京で開催された。会議には世界7か国から22名が参加、ARISSの教育プログラムやスクールコンタクトの申請受理、ISSのアマチュア無線設備など、さまざまな事項についてを討議した。

 

 

JARL90周年記念事業の一環として日本で開催された、ARISS国際代表者会議の模様

JARL90周年記念事業の一環として日本で開催された、ARISS国際代表者会議の模様

 

 ARISS(Amateur Radio on the ISS、国際宇宙ステーションのアマチュア無線)プログラムは、1999年以来、ISS計画に参画している5か国(日本、アメリカ、ロシア、欧州、カナダ)のアマチュア無線団体から各2名(欧州は4名)の代表者と、そのほか7つの委員会の委員などによって構成、運用されてきた。

 その決定機関である「ARISS国際代表者会議」は、これまでほぼ毎年、アメリカ(NASA)、欧州(ESA)をメインに、カナダ(CSA)やロシア(Roscosmos)でも開催してきたが、今年はJARL90周年記念事業の一環として日本で開催することとなった。

 同会議は8月20日(木)から8月23日(日)午前までの4日間、ハムフェア2015の会場でもある「東京ビッグサイト」の6階会議室で開催され、22日の夕刻からはJARL創立90周年の記念式典、23日の午後にはJAXA筑波宇宙センター(茨城県)の見学も日程に組み入れられた。

 会議に参加登録を行ったのは、アメリカ7名(うちNASA:2名、NASA-OB:2名)、カナダ2名、ロシア2名(うちEnergia1名)、イタリア3名、英国1名、ドイツ1名(ESA)、日本6名の合計7か国から22名で、初日にはJAXAから歓迎の挨拶と最新の衛星計画のプレゼンテーションが行われた。

 

会議の議長団。左からStefan Wagener(VE4NSA-VE4SW)、Oliver Amend(DG6BCE)、チェアマンのFrank Bauer(KA3HDO)の各氏

会議の議長団。左からStefan Wagener(VE4NSA-VE4SW)、Oliver Amend(DG6BCE)、チェアマンのFrank Bauer(KA3HDO)の各氏

 関係者によると、同会議のおもな議題は次のような項目だった。

・ARISS教育プログラム
・ISSのアマチュア無線設備の将来
・スクールコンタクト申請の受理、交信割当
・資金安定化、基金集めの実施
・決議事項
・技術討論(日本のアマチュア無線機器メーカーとの特別技術討論を含む)

 

各国の代表者たちが討議を行った

各国の代表者たちが討議を行った

 

「HAM TV」の技術検討の討議の模様

「HAM TV」の技術動向に関する発表と討議の模様

●関連リンク:
・ARISS
・ARISS国際代表者会議を2015年8月20日~23日東京ビッグサイトで開催(JARL Web)

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