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<「デジタル時代のアマ無線の楽しさ教えます」がテーマ!!>アマチュア無線誌「HAM world」、9月18日に電波社(旧・電波実験社)から刊行

かつて月刊のアマチュア無線雑誌「モービルハム」を刊行していた株式会社電波実験社は2015年8月に社名を変更し「株式会社電波社」となった。新スタートを切った同社が、2015年9月18日にアマチュア無線誌「HAM world(ハムワールド)」を刊行する。テーマは“デジタル時代のアマチュア無線の楽しさ教えます”。現役の無線家とカムバック・ハムに向けて、現在のハムの楽しみと、注目度が高いものの利用法が難しいといわれる新通信方式を懇切丁寧に解説するというコンセプトだ。第1号は60分の特別付録DVDがついて価格は1,200円(税込み)。

 

 

電波社(旧・電波実験社)が9月18日に刊行するアマチュア無線誌「HAM world」の表紙

電波社(旧・電波実験社)が9月18日に刊行するアマチュア無線誌「HAM world」の表紙

 

 電波実験社は1958(昭和33)年の設立。1961年から現在までラジコンの専門誌「ラジコン技術」を刊行するほか、1973年から2000年まで月刊のアマチュア無線雑誌「モービルハム」を通巻355号刊行したことでも知られている(※記事末尾の補記参照)。同社は2012年5月にコスミック出版のグループ会社となり、2015年8月に社名を「株式会社電波社」と改めた。

 今回刊行される「HAM world」は、同社「ラジコン技術」の副編集長で、無線雑誌の編集経験がある木村真一氏が企画し、アマチュア無線技士の養成課程講習会開催や上級資格の通信教育講座で知られるQCQ企画の協力で実現したもの。対象読者を「アマチュア無線を現在楽しんでいる人、昔やっていたが、最近は無線界から離れてしまった人」とし、D-STARやWIRES-Xなどのデジタル通信や、話題の「ドローン」に5.6GHz帯アマチュアバンドを利用したテレビ送信機の搭載、1アマ資格取得への挑戦などの記事を掲載している。

 

アマチュア無線 新運用スタイル集「災害現場での活躍が期待される5.6GHz帯利用のドローン」の記事より

アマチュア無線 新運用スタイル集「災害現場での活躍が期待される5.6GHz帯利用のドローン」の記事より

 

 では、同誌の概要と目次、記事のいくつかを紹介しよう。

 

<概要>

書名:「HAM world(ハムワールド)」(ラジコン技術11月号増刊)
発売日:2015年9月18日
発行:(株)電波社
体裁:A4サイズ、本誌128ページ+特別付録DVDつき
価格:税込み1,200円(本体1111円)

 

<目次>

◆夏の祭典! JARL創立90周年記念 ハムフェア2015開催!

◆無線メーカー各社の注目製品レポート
 八重洲無線 FT2D
 アルインコ DJ-G7
 アイコム IC-7100
 八重洲無線 FTM-100D/H
 アサップシステム CW関連アイテム
 第一電波工業 HFV-330

◆無線ライフまる得情報
 タワーをサビから守るためのメンテナンスの方法

◆特集 取るぞ!1アマ 目指せ上級ハム! 
 アマチュア無線の醍醐味・それは海外との交信にある
 憧れの出力1kWのアマチュア局を開局
 上級の資格を取ってモールス通信を楽しもう!
 1アマ合格白熱講義

◆記事
 昔のリグまだまだ活躍中 真空管リグのメンテナンス
 マイクロ波帯レピーターで運用する
 TOPIC 2アマの講習会が在宅で受講可能!

◆アマチュア無線 新運用スタイル集  
 憧れのリモコンシャック
 災害現場での活躍が期待される5.6GHz帯利用のドローン
 アマ無線のデジタルモードPSK31の面白さ
 APRSの世界

◆第2特集 徹底理解! D-STAR & WiRES-X
 D-STARとデジタルレピーターの全容
 ネットワークが日々拡大するWiRES-Xの楽しみ方
 「WiRES-X可搬型ノード」開発ストーリー

◆記事
 [特別寄稿]すばらしいアマチュア無線の世界
 カンタン電子工作のススメ
 スマホで無線・エコーリンク
 アマチュアバンドNOW
 アマチュア無線の資格を取ろう
 Vol.2予告/編集後記

◆特別付録DVD
 見せます!注目の新製品「ハムフェア2015」実況レポート
 1アマ合格白熱談義 頻出の計算問題の解法を解説!
 モールス通信入門 アルファベットと数字記号を覚えよう!

 

特集 取るぞ!1アマ 目指せ上級ハム!から「1アマ合格白熱講義」の記事

特集「取るぞ!1アマ 目指せ上級ハム!」から「1アマ合格白熱講義」の記事

特集 取るぞ!1アマ 目指せ上級ハム!から「憧れの出力1kWのアマチュア局を開局」の記事

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特別付録DVDの内容紹介

特別付録DVDの内容紹介

 

 ところでなぜ今、アマチュア無線誌の刊行なのか? 同誌を企画した木村真一氏は次のように語っている。

「久しぶりにアマチュア無線ショップを覗いたところ、D-STARやWIRES-Xなど、デジタル無線機を利用した、あらたな通信方式が普及していることを知りました。さっそく、D-STARやWIRES-X対応のトランシーバーを購入したところ、完成度が高く、従来なかった新鮮な魅力を感じました。WIRES-XでCQを出したところ、近所の局から呼ばれ、ルームのロールコールに誘われたり、無線仲間が増え、またまた面白くなりました。アマ無線界も“悪くないな”と感じたものです」

「10年ほど前、アマチュア無線はもうダメだという空気がありましたが、このところ様子が変わっていることを感じ、いろいろ調べたところ、業界全体的に、ゆるやかながら、いろんな数字が右上がりであることがわかりました。いまこそ好機とアマチュア無線の本を出そうと企画しました」

 

 また今後の「HAM world」の刊行と企画については、

「本書は“単発”で企画していますが、反響があれば、定期的に出していこうと考えています。とりあえずは季刊(年4回刊)くらいを考えています。

 今回は、アマ無線をやっている人、カムバックする人向けということで内容を考えました。次回は、初心者向けの企画も入れていきたいと思っています。定期刊となれば、全国をまわって、各地のアマチュア無線家とアイボールする、といった企画も考えています。全国にはすごい無線家がたくさんいらっしゃると思いますが、すごい人に誌面に登場して欲しいと考えています。無線界に刺激を与え、無線人口が増えればいいなと思います」と述べている。

 

「HAM world」は9月18日の発売だ。同書を確実に入手するには、下記のAmazonリンクの利用をおすすめしたい。

 

 

 

 

<hamlife.jp補記>
 記事本文で記載の通り、電波社はかつて「電波実験社」という名称で、アマチュア無線の月刊誌「モービルハム」を1973年から2000年まで刊行していましたが、すでに当時の編集スタッフは同社を離れ、また同社の経営母体も変更になっています。
 今回刊行された「HAM world」誌が、かつての「モービルハム」誌のスタッフによる発刊ではないことを補記します。

 

 

●関連リンク:電波社 HAM world Vol.1

 

 

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