2016年2月17日17時45分、鹿児島県の種子島宇宙センターからH-IIAロケット30号機が打ち上げられた。同ロケットにはX線天文衛星の「ASTRO-H」が搭載されているが、同衛星の「小型副衛星」として、アマチュア無線バンドで電波を発射する3基の超小型衛星(ChubuSat-2、ChubuSat-3、鳳龍四号)も相乗りしている。【追記:小型副衛星もロケットからの分離に成功し、各衛星が発射している電波も受信された】
JARL Webおよび各衛星のWebサイトによると、H-IIAロケット30号機からの分離に成功した場合、3基の小型副衛星からは下記の電波が発射される予定だ。
★ChubuSat-2、ChubuSat-3について
(1)ChubuSat-2(金シャチ2号)
・開発:名古屋大学
・コールサイン:JJ2YPN
・ダウンリンク:437.100MHz 9600bps GMSK KISSプロトコル、CWビーコンも同周波数
・アップリンク(メッセージ交換):145.815MHz FSK 1200bps
・詳細:https://www.frontier.phys.nagoya-u.ac.jp/jp/chubusat/chubusat_satellite2.html
(2)ChubuSat-3(金シャチ3号)
・開発:三菱重工業
・コールサイン:JJ2YPO
・ダウンリンク:437.425MHz 9600bps GMSK KISSプロトコル、CWビーコンも同周波数
・アップリンク(メッセージ交換):145.840MHz FSK 1200bps
・詳細:https://www.frontier.phys.nagoya-u.ac.jp/jp/chubusat/chubusat_satellite3.html
★鳳龍(ほうりゅう)四号について
・開発:九州工業大学
・コールサイン:JG6YBW
・ダウンリンク:
437.375MHz 1200bps FSK、CWビーコン(20WPM)
2400.300MHz 100kbps BPSK
・詳細:http://kitsat.ele.kyutech.ac.jp/horyu4WEB/horyu4.html
●関連リンク:
・小型副衛星の概要(JAXA)
・ChubuSat実践プログラム概要(名古屋大学)
・鳳龍四号ウェブサイト(九州工業大学)
・JJ2YPN・JJ2YPO・JG6YBW(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
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