一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)福島県支部は2016年6月8日、福島県田村市と双葉郡川内村にまたがる「大鷹鳥谷山」山頂付近にある、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)の「おおたかどや山標準電波送信所」の施設見学会を開催した。同所は電波時計などで利用されている長波40kHzの標準電波を24時間365日連続運用している施設で、無線局のコールサインはアマチュア無線家にもなじみの深い「JJY」を使用している。
この日、JARL福島県支部が行った施設見学会には福島県内を中心に32名のJARL会員が参加。田村市内の集合場所から2台のマイクロバスに分乗し、標高794mの「大鷹鳥谷山」山頂近くにある同施設を目指した。
「おおたかどや山標準電波送信所」では、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)の電磁波研究所 時空標準研究室 日本標準時グループの主任研究員である松原健祐氏から日本標準時や標準電波発射の目的、施設の概要に関する説明を受け、その後施設内各セクションの見学となった。では当日の見学会の模様を写真で紹介しよう。
参加したJARL会員らは「遠方からでも送信アンテナはよく見ていたが、初めて施設内を見学できてよかった」「アンテナや整合器室、送信機など、すべてが圧巻だった」と感想を述べていた。なお同施設は一般公開を通常行っていない。
●関連リンク:
・施設見学会を実施しました(JARL福島県支部)
・日本標準時グループ(国立研究開発法人 情報通信研究機構)
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