毎年、文字通り“音質”にこだわったマイクアンプや専用ケーブルなどオリジナル商品をハムフェア会場で頒布している「音創り研究会」。毎年人だかりが絶えない同会のブースだが、今回「ハムフェア2016」会場で、新型リボンマイクキット「DRM-02」を発売することが決まった。
型式の「DRM-02」とは「大魔王リボンマイクの2型」という意味。前作の「DRM-01」は樹脂製フレームを使用していが、今回は金属(アルミニウム)フレームを採用した。フレームを金属にすることにより、リボン両端にある電極からの信号の取り出しが容易になったという。
リボンマイク企画立案者のブログには、「大魔王、この5年間MXLのR77というリボンマイク(実売価格5万円前後)を使い続けてきたんですが、DRM-02と比較したところ、間違いなくDRM-02の音の方が優れているので、我ながらビックリしてしまいました。これ、本当の話です」と、性能の良さを伝えている。
高域のゲインを持ち上げるために音響反射板も取り付けられる構造で、とことん音にこだわる人は付けてください!というスタンス(mac’s Blogから)
さらに「最初のキット品、DRM-01は、当時それなりに検討をして製品化したものですが、今思うと『実験キット』に近いものであったと感じています。ただ、今回のDRM-02は、音質、ゲイン共にメーカー製を凌駕するレベルのものができたと自負しています」。
なお、リボンマイクキットDRM-02はモーター部(発電部)と、今回開発したオリジナルトランス「TRM-1」から構成されているため、マイク筐体は付属ていない。現時点では販売価格は未定だが、リーズナブルな価格にしたいと同会は案内している。
●関連リンク:
・新型リボンマイクキットの発売決定!(mac’s Blog)
・新型リボンマイクフレームの製作(其の壱)(mac’s Blog)
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