世界で唯一稼働する旧式のアレキサンダーソン高周波発電機を備えた、スウェーデンの世界遺産「グリムトン長波海岸局」(通称:ヴァールベリの無線局、コールサイン:SAQ)が、“アレクサンダーソン日”に合わせ、2016年7月3日(日)09:00UTCと12:00UTCにメッセージを送信する。さらに敷地内からはアマチュア無線局「SK6SAQ」の運用も行われる。

スウェーデンの世界遺産「グリムトン長波海岸局」、通称「ヴァールベリの無線局」、コールサイン「SAQ」(ARRL NEWSより)
SAQには1920年代に製造された、旧式のアレキサンダーソン高周波発電機が設置され、かつては大西洋横断の無線通信に利用されてきた。現在では博物館的価値の骨董品となり、特別なイベント時に稼働するのみとなった。
今回、“アレクサンダーソン日”に合わせ、7月3日(日)09:00UTCと12:00UTCに超長波の17.2kHzでメッセージが送信される。チューニングはその30分から開始される。
またアマチュア局「SK6SAQ」も、7.035/14.035/21.035MHzのCW、および3755kHzのSSBでQRVを予定してる。
(ARRLニュース 6月27日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )
●関連リンク:
・VLF Transmissions, Amateur Radio Activity Set for Alexanderson Day on July 3(ARRL NEWS)
・ヴァールベリの無線局(ウィキペディア)
・Radiostation Grimeton SAQ(スウェーデン語・英語)
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