6月23日(木)から7月3日(日)の11日間、「太陽黒点数(SSN=サンスポットナンバー)」がまったく観測できない状態が続いている。6月3日(金)から4日連続で同様の状況が続いていたが、今回は「0(ゼロ)」が11日も並ぶ状況に陥っている。実際、21MHz帯や28MHz帯などHF帯のハイバンドでは海外局の入感は少ないが、Eスポによる国内は非常に賑やかだ。

「太陽黒点情報 宇宙天気情報センター」のWebサイトに掲載された太陽黒点数(SSN)がまったく確認できない7月3日(日)の映像
一方、50MHz帯ではEスポのマルチホップとみられるDX局の入感が相次いでいる。7月2日(土)午後にはフィンランド(OH)やスウェーデン(SM)などヨーロッパ方面が広範囲に入感。さらに翌3日(日)早朝には、北極圏のノルウェー・スヴァールバル諸島(JW)からオンエアーする「JW7QIA」が入感し、初となるJA-JWの6m 交信が達成された。JAと北極圏方面は50MHz帯での異常伝搬が発生しにくく貴重な交信となった。

太陽黒点数(SSN)が観測されない「0(ゼロ)」状態が6月上旬に4日間。そして今回は6月23日から11日間連続となっている

太陽黒点数「0」が続いている。現在も更新中!(同Webサイトから)
●関連リンク:
・太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター
・宇宙天気ニュース
・スヴァールバル諸島(ウィキペディア)
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