きょう7月29日は「アマチュア無線の日」だ。太平洋戦争の勃発と共にQRTを余儀なくされた日本のアマチュア無線が、1952年のこの日に運用再開が認められ、全国の30局に予備免許が発給されたことにちなみ1973年に当時の社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)が制定した。
JARLが刊行した「アマチュア無線のあゆみ-日本アマチュア無線連盟50年史」には「アマチュア無線の日」制定について、次のように記載されている。
アマチュア無線の健全な発達とアマチュア無線に関する科学技術の普及向上を図る目的を持って、JARLでは「アマチュア無線の日」を7月29日と決め、この年(注:1973年)からこの日に記念行事を行うことになった。当日午後2時から東京の「全共連ビル」において記念講演会が開かれた。
講演は「GHQ交渉から再開まで」(大河内正陽氏)、「再開第一声の感激」(市川 洋氏、JA1AB)、「再開当時のアマチュア無線技術」(島 伊三治氏、JA3AA)で、それぞれ熱のこもった話であった。そのあと映画会が催され、「衛星通信」「CQCQこちらアマチュア無線」の2本が上映された。
残念ながら、今年の「アマチュア無線の日」にJARLは特別な行事を行わないようだが、我々は一日、アマチュア無線の再開と発展に尽力したOM各位に思いを馳せたいものだ。
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●関連リンク:
・アマチュア無線の日(Wikipedia)
・アマチュア無線年表(JARL Web)
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