国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在を行う第49次・50次の長期滞在クルーのメンバー3人は、2016年9月23日にカザフスタンのバイコヌール・コスモドローム基地からソユーズロケットでISSへ出発する予定だったが、「技術的な理由」から打ち上げは2週間から1か月間と大きく延期されることになった。
ISSの第49次・50次長期滞在クルーはアマチュア無線家のシェーン・キンブロー宇宙飛行士(KE5HOD)をはじめ、ロシアのセルゲイ・リジコフ宇宙飛行士とアンドレイ・ボリシェンコ宇宙飛行士の3名だ。予定ではISSに到着後、周回軌道内でおよそ5か月を過ごし、2017年2月に帰還する予定となっているが、打ち上げ延期により今後の滞在スケジュールや、現在ISSに滞在している宇宙飛行士の帰還スケジュールにも変更が生じるかもしれない。
3人の宇宙飛行士は発射から2日間をソユーズMS-02ロケットで過ごし、ISSにドッキング後は、7月からISSに滞在しているアナトーリ・イヴァニシン第49次司令官、キャサリン・ルビンズ宇宙飛行士(KG5FYJ)、大西卓哉宇宙飛行士(KF5LKS)の仲間に加わることになる。またNASAテレビ( http://www.nasa.gov/multimedia/nasatv/index.html#public )では、ロケット発射とISSへのドッキング時に生中継を行う計画だ。(ARRLニュース 9月19日 ※許可を得て抄訳転載、一部補記/(C)ARRL )
●関連リンク:One Radio Amateur Among Expedition 49/50 Crew Members Headed to ISS(ARRL NEWS)
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