日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報が、コールサインなどから検索できることで知られる総務省のデータベース「無線局等情報検索」が、2016年9月1日現在のデータに更新された。このデータベースによるとアマチュア局として「435,767局」の免許情報が登録されている。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。検索対象となる無線局の免許データの更新は、おおむね2週間ごとに行われているが、今回10月3日に「2016年(平成28年)9月1日現在」のデータに更新された。
同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「435,724局」の免許状情報が登録されている。前回9月20日に更新された8月27日現在のアマチュア局は「435,727局」だったので、この間に43局増えている。
総務省は2016年10月1日付けのお知らせで、「重要:熊本地震に伴う無線局免許等の有効期間延長の措置の対象となった無線局に関わる電子申請について」と題して、「平成28年総務省告示第202号に基づき、熊本地震に伴う無線局免許等の有効期間の延長の措置の対象となった無線局に関わる手続きについて 平成28年6月4日より電子申請を可能としていましたが、措置の終了を迎えたため、上記手続きの電子申請は行えませんのでご注意ください」と案内している。
http://www.denpa.soumu.go.jp/public2/news/index.html
なお、1982年(昭和57年)12月にスタートした「パーソナル無線」は、有効期限が残っている一部の局を除き2015年(平成27年)11月30日をもって使用期限を迎えたが、今回更新されたデータベースによるとパーソナル無線局として「4,659局」の免許情報が登録されていた。前回2016年8月27日時点の登録数は「4,757局」だったため、この間に「98局」が免許を失効したと思われる。
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<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
例えば一般社団法人 日本アマチュア無線の中央局「JA1RL」で検索すると、「移動しない局」と「移動する局」の2つの免許状情報が表れる
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省 許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
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