先週のランキング1位だったのは、取り締まりを逃れるため、車両の荷台部などをアンテナとして使用して不法無線局(不法市民ラジオ)を運用していた運転手を九州総合通信局が福岡県宇佐警察署の協力を得て摘発した記事だった。悪質巧妙に偽装されたボディーアンテナの仕組みや、巨大なリニアアンプなど押収された関係無線機器の画像は、多くの無線家の関心を集めた形だ。同総合通信局の発表によると「過去に当局が行う移動監視により不法電波を発射しているトラックを確認し、その後、数回にわたり不法電波の発射を確認していました」と説明している。アンテナが偽装されていたことから、なかなか目視による発見に至らなかったものと推測できる。
続く2位は「<ポール内を銅製エレメントが伸縮して自動同調>工人舎、小型化し7~50MHz帯をカバーする3エレメント八木アンテナ『VERSA Lite』2モデルを発売」という、新製品ニュース。オリジナルのアンテナや無線周辺機器を開発・販売する神奈川県横浜市の株式会社 工人舎では、トランシーバーからバンドごとのデータを送り込むことで、アンテナが自動的に周波数に追従。グラスファイバーポール内の銅製エレメントの長さを調整してくれる「VERSA Beamアンテナ」の最新モデル「VERSA Liteシリーズ」として、基本的な機能はそのままに小型化を図った3エレメント八木アンテナ2モデルを発表した。伸縮アンテナでのセンターローディングVP八木アンテナは世界初の画期的な構造として、発売当初からDXerを中心に大きな反響を呼び、予約待ちの状態がしばらく続いていた。
3位は、hamlife.jpが確認したところ、1エリア(関東管内)のコールサイン発給で、プリフィックス「JI1」の割り当てが終了し、「JJ1」の再々発給がスタートしたことがわかったという話題である。1エリアを管轄する総務省関東総合通信局から、11月2日現在で「JI1XZK」まで進んだと発表があったため、11月4日にコールサイン発給を担当する同総合通信局無線通信部陸上第三課へhamlife.jpが確認したところ、プリフィックス「JJ1」の再々発給がスタートしたことが判明。その後、JJ1プリフイックスの再々発給がスタートしてほぼ1週間が経ち、11月10日現在「JJ1AFH」まで進んでいる(2016年11月12日記事)。
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1)<取り締まり逃れ!悪質巧妙な「偽装アンテナ」>九州総合通信局、トラックの荷台部をアンテナにしていた不法CB運用者を摘発
2)<ポール内を銅製エレメントが伸縮して自動同調>工人舎、小型化し7~50MHz帯をカバーする3エレメント八木アンテナ「VERSA Lite」2モデルを発売
3)1エリア、ついにプリフィックス「JJ1」の再々発給がスタート!----2016年11月5日時点における国内アマチュア無線局のコールサイン発給状況
4)<無料配布!貴局シャックの必須アイテム>国土地理協会、10月10日誕生「富谷市(JCC0616)」も網羅する「平成29年カレンダー全国市町村マップ」発行
5)<弁護士から設置者側へのアドバイス>日経テクノロジーオンライン、「アマチュア無線利用者の隣地で太陽光パネルを設置することの違法性」と題した記事を掲載
6)<都市部では深刻な問題も>JQ1BWT澤田氏、ソーラー発電(太陽光発電)システムからのノイズ障害に関する情報を収集中
7)<2mバンドが一気に賑わう11日間>11月10日(木)から20日(日)まで、「泉州サバイバルハムクラブコンテスト(第31回マラソンコンテスト)」開催
8)【ハムフェア2016】<10kHz~3GHzをカバー、デジタル通信にも対応!!>アイコム、広帯域受信機「IC-R8600」「IC-R30」を発表!!
9)<HF機など一挙に71機種を追加!!>JARD、「スプリアス確認保証」が可能な無線機器のリストを11月1日に更新
10)<福岡空港の航空保安無線施設に電波障害>空港内で作業中のクレーンに設置された「ワイヤレスカメラ」が妨害源だった!
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