先週のランキング1位と2位だったのは、CQ出版社から11月19日（土）に発刊された「別冊CQ ham radio QEX Japan No.21」と「CQ ham radio 12月号」2誌の告知情報だった。“別冊CQ ham radioシリーズ”として「QEX Japan」は年4回刊行され、今号が最新号にあたる。特集は「ベランダ・アンテナで海外交信」。一方の「CQ ham radio 12月号」の特集は、「アマチュア無線交信の手引き」。別冊付録として今年行われたVP8STIとVP8SGIのDXペディション時の写真による「CQ ham radio Calender 2017」が付く。アマチュア無線専門誌の最新刊情報だけに、関心の高さがうかがえる結果となった。
続く3位は、アイコム株式会社が12月10日（土）に大阪市平野区の同社本社内で開催する「アイコム本社アマチュア無線フェスティバル」のプログラムの詳細を伝える記事。開発中のダイレクトサンプリングHF/50MHz帯固定機「IC-7610」や、広帯域受信機の「IC-R8600」の実働機が展示される予定だ。さらに各種賞品が当たる「お楽しみ抽選会」も行われる。なお、追記情報として、開発中のIC-7610の受信部が「ダイレクトサンプリング方式」であることが判明！ 同機種の受信方式については、初お披露目された「ハムフェア2016」の会場では“現時点で非公表”とされていたため関心を集めた。なお、12月23日（金・祝）には、東京都中央区の「アイコム東京ショールーム」を臨時開館し、IC-7610のプレ展示と概要説明、IC-R8600の実働展示を含むプレ説明会を開催（10:30～15:30）することも明らかにしている。
4位は「＜再びHFバンド内にパタパタ音か?＞ロシアが新たな『OTHレーダー』を2017年から運用開始へ」というニュースだ。ARRLニュースによると、何百マイルも離れた航空機や海中のターゲットを特定できる、より長距離のOTH（Over The Horizon）レーダーがロシアの北極圏で来年稼働を始める予定だと伝えている。ロシアの「Konteyner RLS」OTHレーダーは、同国のNizhny Novgorod地域から送信され、20mバンド以上でしばしば混信を起こしている。ウッドペッカーではないが、周波数変調されたCW信号（帯域幅は80kHz以上）を1秒間に50回の掃引で広範囲に発射している。しかしこのニュースは、1970年代と1980年代にアマチュア無線のHFバンドを襲った、いわゆる“ロシアのウッドペッカー”によって生み出された妨害が再び起きることを予告しているかどうかは疑わしい。
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1）＜特集は「ベランダ・アンテナで海外交信」＞CQ出版社が「別冊CQ ham radio QEX Japan No.21」を刊行
2）＜「CQ ham radioカレンダー 2017」が付録＞CQ出版社が月刊誌「CQ ham radio」2016年12月号を刊行
3）【追記あり】＜鋭意開発中の「IC-7610」と「IC-R8600」も展示!!＞アイコム、12月10日（土）に大阪市平野区で「アイコム本社アマチュア無線フェスティバル」開催
4）＜再びHFバンド内にパタパタ音か?＞ロシアが新たな「OTHレーダー」を2017年から運用開始へ
5）＜取り締まり逃れ！悪質巧妙な「偽装アンテナ」＞九州総合通信局、トラックの荷台部をアンテナにしていた不法CB運用者を摘発
6）＜昭和基地からアマチュア無線の特別局が初オンエアー＞第58次 日本南極地域観測隊、「南極観測60周年」を記念した“8J60JARE”を運用!!
7）＜改修費用は48,000円＋税＞八重洲無線、FT-991ユーザーに向けた「リアルタイムスペクトラムスコープ」有償アップグレードを11月14日から受け付け
8）＜工具いらずの簡単調整で移動運用に最適!!＞第一電波工業、7MHz帯V型ダイポールアンテナ「HFV40」を新発売
9）＜「グルメYLたちのGirl’sトーク♥」第2回も同時掲載＞月刊FBニュース、「FB Girlsが行く!!」第3話後編をきょう公開!!
10）＜デジタル文字通信「JT65」＞関東総合通信局、許可されていない無線設備やオフバンド運用などした違反行為で東京都と千葉県の無線家を行政処分
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