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<実質1年間会費無料の「おためし入会キャンペーン」を22歳未満まで拡大>JARL、第31回理事会報告を会員専用ページに掲載

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、さる2016年11月19日、20日に開催した第31回理事会の報告をWebサイトの会員専用ページで公開した。同理事会では平成29年度の地方本部費の予算配分のほか、青少年助成に関する規定改正が審議され、入会金と会費を1年間実質無料になる「おためし入会キャンペーン(2016年9月から1年間限定で実施中)」の対象範囲を22歳まで拡大することや、社団局の会費助成を大学まで拡張することなどを決定した。同理事会報告の閲覧はJARL会員のみで、コールサインと登録したパスワードが必要となる。

 

 

 

 JARL Webの会員専用ページに掲載された「第31回理事会報告」によると、同理事会では第1号議題として平成29年度の地方本部費の配分(会員数による配分+均等割で最大額は関東地方本部の440万円、最小額は北陸地方本部の127万円)を審議し決定した。

 

 さらに第2号議題として、青少年のJARL入会を促進する助成についての規程改正が審議され、全会一致で次の内容が決まった。

 

(1)過去の会員歴の条件撤廃
(2)社団局の助成を受ける高等学校以上の学校の登録クラブ要件を緩和
(3)社団局の助成対象となる学校の範囲を専修学校、大学まで拡張
(4)助成対象の青少年の年齢範囲を22歳未満まで拡張

 

 また平成28年9月1日から1年間“青少年への働きかけを強化する”目的で、18歳未満の青少年を対象とした「JARLおためし入会キャンペーン」を実施中だが、この対象範囲も22歳未満まで拡張し、12月1日から実施することとなった。

 

 このほか協議事項として「1200MHz帯レピータ局の空中線電力の低減並びにJARL局のスプリアス規制対応について」が話し合われた。当該部分を引用する。

 

「1200MHz帯のアマチュア局は二次業務とされており、一次業務に干渉を与えないこと、他の業務からの干渉保護を要求しないことを条件に免許されている。現在政府が進めている準天頂衛星の実用化までに、1200MHz帯レピータ局の空中線電力を1Wに減力するための関係規則等の改正が進められている。
 このため、平成29年度内に必要な手続きを完了することを目標にした作業計画について説明され、さらに連盟が開設する無線局を新スプリアス規制対応にするため、レピータ局(団体局)については、スプリアス確認保証に係る費用をレピータ局管理団体に負担してもらうことについて協議され承認した。
 また連盟が開設する1200MHz帯レピータ局以外の無線局の新スプリアス規制対応に関しても順次対応していくこととした」

 

 なお理事から「JARLが会員に配布している白色の門標板(コールサインプレート)を、過去のように従事者資格別に色分けしたものを復活してはどうか」という提案が出され、コスト等の精査も必要なため、会員増強組織強化委員会で検討して報告を求めることになった。

 

 

 理事会報告の詳細は、下記関連リンクのJARL会員専用ページ(要ID、パスワード)からPDF形式で閲覧が可能だ。

 

 

 

●関連リンク:JARL理事会報告(JARL Web 会員専用ページ)

 

 

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