先週のランキングでダントツの1位となったのは、アイコム株式会社から発表されたauとNTTドコモの携帯電話網を利用して、全国と交信可能な業務用PoC(Push to talk over Cellular)トランシーバー新機種「IP501H」の話題だった。業務用無線の業界では、携帯電話のIP網を利用し全国どことでも交信可能な「IP無線(IP業務無線、ボイスパケットトランシーバー)」に注目が集まっているが、今回発表された「IP501H」は、同社のKDDIのau 4G LTE網(800MHz帯)を利用して全国どこからでも交信が可能な業務用無線システム「IP ADVANCED RADIO SYSTEM」の流れを汲む新製品で、新たにNTTドコモの3G LTE回線の利用も可能となり、auとNTTドコモ、両キャリア対応として進化したモデルだ。
続く2位は「<関東総合通信局の電波監視で発覚>免許を受けた設置場所のほかに免許を受けずにアマチュア局を開設した千葉県佐倉市のハムを行政処分」。詳細は不明だが、免許を受けた設置場所のほかに、免許を受けずにアマチュア局を開設した電波法第4条に違反する行為により、千葉県佐倉市在住のアマチュア局の免許人(男性52歳)に対し、48日間の無線局の運用停止処分、および無線従事者の従事停止処分を行ったと、関東総合通信局が公表した。関東総通では、「本件は、関東総合通信局三浦電波監視センターの電波監視により違反の事実が発覚したものである」と説明している。電波法違反の中でも重い処分が下された。
3位には、電子工作キットや各種モジュールなどの発売で知られる株式会社ビット・トレード・ワンから、新たに「ゲルマニウム・ラジオキット」が発売されるというニュースがランクイン。同キットはアマチュア無線雑誌『CQ ham radio』2017年1月号との連動企画によるもので、清涼菓子で有名な“フリスク”パッケージと同等のコンパクトサイズだ。現在では入手困難な部品を含め、わずか数個の電子部品で構成。組み立て後は電波の電力を音声に変換し、無電源でいつまでも鳴り続ける不思議なラジオ受信が楽しめる。検波の仕組みが見えてくる、昔懐かしいラジオキットと言えるだろう。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<auとドコモ、両キャリア対応に進化!!>アイコム、全国と交信できる携帯電話網利用のPoCトランシーバー「IP501H」を発表
2)<関東総合通信局の電波監視で発覚>免許を受けた設置場所のほかに免許を受けずにアマチュア局を開設した千葉県佐倉市のハムを行政処分
3)【CQ誌によるプレゼント企画あり】<「CQ ham radio」1月号記事との連動企画>ビット・トレード・ワン、フリスクサイズの小型「ゲルマニウム・ラジオキット」を発売!!
4)【速報】<1月29日(日)深夜25:30からは「BSフジ」で全国放送>TVアニメ「AKIBA’S TRIP」の第4話にアマチュア無線機が多数登場!!
5)<120円購入で新たに「全国ラジオ局データ」を収録>周波数表記が「7セグメント」表示に!ほか、新iPhoneアプリ「<機能強化版>周波数帳2017」登場
6)<2017年最初のアップデート!!>八重洲無線、FT-991/FT-991Aシリーズの新ファームウェアを公開
7)【動画あり】<各大学が受信リポート募集>ISS「きぼう」から放出した超小型衛星からの430MHz帯アマ無線ビーコンをキャッチしてみよう!
8)<大阪国際女子マラソンFPU中継のため>1月27日(金)から29日(日)まで、大阪市と周辺の1200MHz帯レピータ5局が停波
9)<取り締まり逃れ!悪質巧妙な「偽装アンテナ」>九州総合通信局、トラックの荷台部をアンテナにしていた不法CB運用者を摘発
10)【追記:予告動画!ついにアマ無線登場】<オープニングにアマチュア無線機とパドルが登場>秋葉原が舞台のTVアニメ「AKIBA’S TRIP」、地上波・BSなどで放送中!!
↓2016年、「hamlife.jp」年間アクセスランキングはこちら!
<年間アクセスランキング付き!!>hamlife.jpの掲載記事で振り返る「2016年アマチュア無線界の話題」
●いったん広告です: