東西冷戦下、米国の中央情報局(CIA)が旧ソビエト連邦(バルト諸国を含む)とワルシャワ条約加盟国において、アマチュア無線に関する諜報活動を行っていた。その報告書がこのほどCIAのオンラインデータベースで検索可能となった。
公開された報告書には、アマチュア無線クラブ(ソビエトDOSAAF=陸海空軍協力のためのボランティアグループを含む)の訓練の模様や、人工衛星「スプートニク」のモニタリング、通信技術や機材、QSLカードに至るまでの翻訳と評価が含まれている。公開された資料のあるCIAの電子情報公開データベース(FOIA)のURLアドレスは下記。
https://www.cia.gov/library/readingroom/search/site/20ham%20radio
これらの文書は、これまで「機密扱い」で非公開とされ、一部が米国立公文書館で利用できるだけだったが、このほど機密指定を解かれ、不適切表現を削除した上で初めて市民が検索・閲覧できる状態となった。(ARRLニュース 1月25日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )
●関連リンク:
・CIA Declassified Documents about Amateur Radio Available in Searchable Online Database(ARRL NEWS)
・CIA Library Electronic Reading Room
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