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<海外を含む6局とのQSOに成功!>口径10mの太陽電波観測用パラボラアンテナを利用した430MHz帯月面反射通信(EME)実験

電離層や太陽黒点、地磁気などの観測を行ってきた国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)の平磯太陽観測施設(茨城県ひたちなか市)。1915年に開設した同観測施設は2015年末に閉鎖され、100年の歴史に幕を閉じた。その施設跡の一部となる太陽電波観測用パラボラアンテナを利用し、2017年12月と2017年2月の2回にわたり430MHz帯による月面反射通信(EME)の実験を電波研クラブ(JR1YPU)が行い、6局との交信に成功した。

 

 

 

 このEME通信実験は、3つあるパラボラアンテナのうち最も大きい口径10mの70~500MHz太陽電波観測用パラボラアンテナを利用して、2016年12月10~11日と、2017年2月11~13日までの2回に分け、144MHz帯と430MHz帯で行われた。

 

 その結果、430MHz帯で6局との交信に成功。既存のアンテナ(一次放射器)に手を加えることなく、追尾を手動で行う簡易な方法で、なおかつ移動局(送信出力50W以下)のローパワーによりEMEに成功したことが特筆される。

 

 

●EME実験の様子(「平磯太陽観測施設跡における月面反射通信実験」から抜粋)

 

 

 

 

 

 

 

 今回実施したEME実験の詳細は、下記関連リンクから確認できる。

 

 

 

●関連リンク:
・平磯太陽観測施設跡における月面反射通信実験
・平磯太陽観測センター(Googleフォト)
・月面反射通信(ウィキペディア)
・平磯無線100年の前半史~アマチュア無線家の視点
・電波研クラブ

 

 

 

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