総務省は、2020年7月に東京で開催される「オリンピック」「パラリンピック」で、海外から訪れる運営団体、競技団体、報道関係者などから無線局の開設の要望があると見込まれることを踏まえ、「東京2020大会で割り当てを行う周波数(案)」をまとめて2017年3月3日まで広く一般から意見募集を行った(2017年2月13日記事)。とくに「周波数(案)」では、アマチュア局に割り当てられている144MHz帯や430MHz帯、1200MHz帯などが一部含まれていたためアマチュア無線家を中心に関心を集めていたが、今回「意見募集の結果」として、アマチュアバンドの割り当て案に対して個人2名から寄せられた意見とともに、総務省考え方を明記した資料が公表された。
総務省から発表された意見募集の内容を抜粋して紹介する。
意見募集期間は平成29(2017)年2月11日から同年3月3日までで、意見提出数は21件となっている。
とくにアマチュアバンドの割り当て案について個人2名からあった募集意見に対し、総務省は「144MHz~146MHz帯のアマチュアバンドの利用に関しては、前回大会の実績に基づいた案ですが、今後の検討の参考とさせていただきます」と、考え方を記している。
「提出された意見及び意見に対する総務省の考え方」一部抜粋(赤枠と下線はhamlife.jpで記載)
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<海外から持ち込まれる無線局の円滑な開設・運用に向けて>総務省、「2020年東京オリンピック・パラリンピックで割り当てを行う周波数(案)」に対し意見募集
●関連リンク:
・総務省 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会で割当を行う周波数(案)についての意見募集の結果
・総務省 提出された意見及び意見に対する総務省の考え方(PDF形式)
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