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<「DXCC Most Wanted List」で41位>国連本部アマチュア無線クラブ「4U1UN」、運用再開に向け交渉中

ニューヨークの国連本部に設置されたアマチュア無線のクラブ局「4U1UN」。DXCC上は1つのエンティティーとしてカウントされ、Club Logが集計した2017年4月9日時点のDXCC Most Wanted Listでは41位にランクインしている。同局は入居している事務局ビルの大規模な建て替え工事のため2010年に運用を停止、アンテナは屋根から取り外され、無線機器は梱包後に搬出された。セキュリティ上の懸念と事業計画が、その後の運用再開を阻んでいる。

 

 

2015年に国連70周年記念で運用された「4U70UN」のQSLカード

 

 

 4U1UNは、ジュネーブ(スイス)の国際電気通信連合本部にある「4U1ITU」とは異なり、一般的に来訪者によるゲストオペレーションにはオープンではなく、国連本部スタッフによるレクリエーション的な使用を目的としている。

 

 4U1UNの代表者は、アマチュア局を恒久的に復活させる方向で、国連広報局と交渉を行っている。「我々は、うまくいけばこの案件を新政権に申し立てる機会を持てる。幸運を祈ってください」と、4U1UNは同局のFacebookページに投稿した。「4U1UNは、まもなくオンエア再開かもしれない!」

 

 3月初旬、同局のFacebookページには4U1UNのコールサインを騙ったパイレート局がRTTYで運用しているというレポートに対して警戒を呼び掛ける書き込みを行っている。本物の4U1UNは2015年、国連70周年の記念日を祝うため、国連本部総合ビルの地上庭園エリアに無線局を設置して「4U70UN」のコールサインで運用を行っている。

 

 今後の運用再開で考えられる案として、「局をリモートコントロールする」「ビルの一階に局を設置する(その場合、屋上まで150m前後の同軸ケーブルを配線する必要がある)「局をもう一つの国連ビルの方へ移動する」などが挙がっている。なお同局の2004年1月1日以降のすべての交信がLoTWにアップロードされた。(ARRLニュース 3月28日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )

 

 

 

●関連リンク:
・Talks on Possible 4U1UN Reactivation Continue(ARRL NEWS)
・United Nations Amateur Radio Club (4U1UN) Facebookページ
・4U1UN United Nations Headquarters Amateur Radio Station

 

 

 

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