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<「信楽MUレーダー」の見学会あり!!>PRUG、11月24~25日に滋賀県甲賀市で「PARTECH 2017 Shigaraki」を開催、参加者・発表者を募集

アマチュア無線を使った「パケット通信」の普及やマナー啓蒙、高速化などの活動で知られるPRUG(Packet Radio User’s Group)は、これからのアマチュア無線を使った遊びについて考える勉強会「PARTECH 2017 Shigaraki」と親睦会を2017年11月24日(金)~25日(土)に滋賀県甲賀市で開催する。今回は甲賀市信楽町にある周波数46.5MHz、出力1000kWのレーダー施設「京都大学生存圏研究所 信楽MU観測所(信楽MUレーダー)」の見学会も予定されている。参加者と発表者の募集は6月15日から開始される。

 

 

PARTECH 2017 Shigarakiの案内サイトより

 

 

 この催しについて、PRUGの発表から概要を紹介しよう。

 

 

★PARTECH(Packet Radio Technical Conference)2017 Shigaraki ~これからのアマチュア無線を使った遊びについて考える~

 

 1985 年のPRUG(Packet Radio Users Group)設立以降、初期にはアマチュア無線を使ったPacket通信の普及やマナー啓蒙、通信の高速化など新規技術の開発や実験、さらにはアマチュア無線を媒体としたTCP/IP通信の実験を行いました。
 また、全国パケット通信の集いから、より技術的内容の濃い「PARTECH(Packet Radio Technical Conference)」を実施してまいりました。各メンバーの個々の活躍はあったものの、グループ全体としての活動は10年ほど休止状態でしたが、2015年に京都でPARTECHの実施を再開しました。
 これは昨今のアマチュア無線の衰退、そして高齢化して新しい若者の知的好奇心に訴えることの少なくなった中、再び知的好奇心を刺激する楽しいことをやろうとの思いからで、隔年ぐらいでの開催ということで2017年も「PARTECH」を開催することとしました。
 今回は滋賀県の南部にある陶器の街で、現在は甲賀市になる信楽で開催します。市内にある「京都大学生存圏研究所 MUレーダー」の見学も行います。

 

 

「PARTECH 2015 Kyoto」の参加者による集合写真

 

 

◆主催:PRUG(Packet Radio User’s Group)

 

◆スケジュール:

 

・前日:11月23日(木・祝)
 前泊を希望される方は、16時までに貴生川駅に来ていただき、バスでサントピアまで移動していただきます。車で来られる方、時間が合わず直接に来られる方は申し込み時に予定を記載してください。

 

・1日目:11月24日(金)
 午前中にMU観測所の見学会を行い、午後から技術発表会+観測/SDRに関する講演を行います。
 前泊された方はMU観測所までチャーターしたマイクロバスで移動していただきます。当日から参加の方は信楽駅に集合していただき移動となります。(観測所までの道幅が狭いため通行方向を規制しますので、車で来られるかたは申し込み時に記載してください)。
 終了後にサントピアに戻り懇親会を開催し、そのまま宿泊となります。なおサントピアまでの移動はマイクロバスでの移動を予定しています。

 

・2日目:11月25日(土)
 宿泊所の隣接施設(甲賀市勤労青少年ホーム)にて午前中に発表会を行います。
 12時半ごろの解散を予定しており、施設内で昼食(個々に負担)されたあと貴生川駅までバスで移動の予定です。

 

◆宿泊・懇親会の場所:グリーンヒル サントピア
 (滋賀県甲賀市水口町内貴1-1)
  ※PARTECH2017に関して、同施設への直接問い合わせはご遠慮ください。

 

◆参加費(目安):
 費用には前泊者は11月23日の夕食(宴席ではありません)以降、前泊なしの方は11月24日昼食から11月25日の朝食までと、11月24日の懇親会の費用、MUレーダーまでのバスの費用を含んでいます。

 

・前泊あり:32,000円(先着順・20名)
・前泊なし:26,000円(先着順・15名)
・学生割引:13,000円(先着順・3名)

 

 ※学生割引については前泊の有無は設けず、どちらでも同じ金額設定にさせていただきます。ただし対象は20歳以下の方:高校生(保護者の方の同意が必要)、高専、専門学校、大学生な方、および20歳を超えていても発表を行っていただける大学生、大学院生としますが、社会人は除かせていただきます。

 

◆MUレーダー見学:
 今回のPARTECHでは京都大学生存圏研究所信楽MU観測所のMUレーダーの見学会を実施します。
 高度1~25kmの対流圏・下部成層圏、高度60~100kmの中間圏、下部熱圏及び高度100~500kmの電離圏領域の観測が可能なVHF帯大型レーダーで主に大気観測に使用されています。
 現在の予定では保守日となっているため屋内の送信設備だけでなく、間近でアンテナを見ること、そこにある送信モジュールを見ることができます。アンテナは475本あり、これらへの給電を制御することでビーム方向を走査しており、パルスの尖頭電力(Peak)は1MWにもなる設備です。
 また、この施設の研究者からPARTECHの中で観測に関し、アマチュア無線家に興味のあるEスポを含む電離層観測、観測に使っているSDR受信機など講演していただく予定です。

 

信楽MUレーダーの全景(hamlife.jp撮影)

 

 

◆論文および発表者の募集(対象テーマ):
 アマチュア無線やデジタル通信に関連する発表/議題をメインとしますが、それにこだわらず知的好奇心を刺激する、皆様の興味のある分野での発表を歓迎します。内容の限定はしませんがトピックとして、以下のようなものが挙げられると考えています。

 

・これらのアマチュア無線
・ソフトウェア無線
・APRS
・DSP
・デジタルモード
・インターネットを介したアマチュア無線
・ワイヤレスネットワーク
・センサーネットワーク
・AX.25や他のプロトコル

 

 多くのアマチュア無線愛好家および好奇心の旺盛な方々からのご応募をお待ちしております。なお、発表というかたちではない参加者と討議したいテーマをお持ちの方も受け付けますので、ぜひ企画提案書としてご応募ください。

 

◆参加申し込み:connpassにて申し込み

 

 前回2015年に開催された「PARTECH 2015 Kyoto」の模様は下記記事参照のこと。

<写真で見る>11月14日開催、「PARTECH 2015 京都ミーティング」の模様
https://www.hamlife.jp/2015/11/21/pertech2015-kyoto/

 

 

 信楽MUレーダーの写真リポートは下記記事参照のこと。

【写真で見る】<46.5MHzで送信出力1000kW、クロス八木アンテナ475本>アンテナと送信機に圧倒!! 「信楽MUレーダー」見学ツアーの模様
https://www.hamlife.jp/2016/10/14/shigaraki-mu-radar-kengaku-report/

 

 またイベントの詳細と参加申し込み、論文及び発表のエントリーについては下記関連リンクで。

 

 

 

●関連リンク:
・PARTECH 2017 Shigaraki(PRUG)
・PARTECH 2017申し込みページ(connpass)
・PRUG

 

 

 

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