一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会（JARD）は2017年6月28日、東京都千代田区で「第7回定時評議員会」「第20回理事会」を開催、終了後に関係者を集めた懇親会を行った。
JARD懇親会の模様
JARDは毎年4月から翌年3月末までを事業年度とし、毎年6月に定時評議員会を開き、事業報告や決算などを審議している。同協会の定款では評議員は7名以上17名以内、役員として理事を7名以上17名以内、監事を2名以内を置くことができると規定し、現在は評議員が14名、役員として理事14名と監事2名が選任されている。
6月28日に行われた「第7回定時評議員会」では役員の選任も審議され、下記の14名が決定した。このうち新任は元・東京都立小金井工業高等学校校長の和泉 勲氏と、JLRS（Japan Ladies Radio Society）会長の柳 文枝氏の2名が選任された。また続いて行われた「第20回理事会」の決議により、会長は三木哲也氏、専務理事は坂本純一氏が再任された。
JARDの新役員名簿
「第7回定時評議員会」で選任された新役員
第7回定時評議員会と第20回理事会の終了後、関係者を集めた懇親会が開催され、その冒頭で三木JARD会長は次のような趣旨の挨拶を行った。
挨拶する三木JARD会長
「先ほどの定時評議員会で新役員として16名が選任された。今回は新たに2名が新役員として参画いただくことになった。和泉理事には中学・高校といった若い人たちをアマチュア無線にどう興味を持ってもらうかという部分、柳理事には女性にもっとアマチュア無線に関心を持ってもらいたいという部分で尽力いただきたいと思っている。また原名誉会長、有坂顧問にもこれまで通りご協力いただこうということになった。
平成28年度は元々赤字予算だったこともあり、赤字決算となった。4アマと3アマの養成課程講習会受講者も約10%落ち込んだが、いくつか新事業もやっているので、さらに努力すると共に、メインである養成課程は若い方や女性への増強を図っていきたい。
昨年JARDは25周年を迎え、記念行事や記念事業を行ってきた。今後もJARLと協力してアマチュア無線家の増強を進めていきたい」
また来賓として出席した総務省総合通信局 総合通信基盤局 電波環境課の林認証推進室が挨拶を行い、さらに永年にわたって養成課程に携わった講師・管理責任者と特に功労が大きかった事務代行機関の表彰が行われた。
来賓として挨拶する総務省総合通信局 総合通信基盤局 電波環境課の林認証推進室長
講師・管理責任者の功労表彰
懇親会は最後に閉会の辞と有坂JARD顧問の中締めで終了した。
有坂JARD顧問による中締め
司会はJARDのアマチュア無線ナビゲータである、女優の松田百香が務めた
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