アイコム株式会社は2017年9月2日、「ハムフェア2017」会場内の同社ブースでデスクトップタイプの144/430/1200MHz帯オールモード機「IC-9700」を参考出品として発表した。IC-7300、IC-R8600と同じサイズのボディでSSB/CW/FM/D-STARの各モードに対応。D-STARは1200MHz帯のDDモードも可能という。
アイコムは1台でHF~430MHz帯をカバーし、オプションユニットの装着で1200MHz帯にも対応したデスクトップタイプのオールモード機としてIC-9100を発売しているが、このほど同社のIC-7300、IC-R8600と同一サイズのボディでD-STARの運用を飛躍的に向上させた144/430/1200MHz帯オールモード機のIC-9700がハムフェア2017の同社ブースで参考出品として発表した。
同機種は1200MHz帯も別売ユニット式ではなく、標準装備していることから技適機種としての開局(設備変更)手続きが可能。D-STARは1200MHz帯データ通信のDDモードにも対応。IC-7300,IC-R8600と同様にタッチパネル操作が可能で、2波同時受信もできるという。また衛星通信用のサテライトモードも装備。送信出力20W(1200MHz帯10W)タイプのほか、50W(1200MHz帯10W)モデルもラインアップされるとの説明があった。
なお、発売開始時期、価格ともに未定との説明があった。
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