基地以外から初と思われる、南極昭和基地JARL局「8J1RL/P」の移動運用が9月4日(月)~6日(水)の日程で計画されていることをお伝えしたが(2017年9月1日記事)、現地までのルート状況が芳しくないため後日に延期となっていた。今回、第58次日本南極地域観測隊員 JG2MLI・吉川氏の現地からのブログ「こちらは8J1RL南極昭和基地です」によると、日程を変更し、9月6日(水)に無人観測拠点へ向け出発。9月6日(水)~7日(木)のスケジュールで運用されると伝えている。なお周波数も14.270MHz±/21.270MHz±(SSBのみ)に変更されている。
【追記】2017年9月7日(木)16時50分
現地からのブログによると、「ブリザード級の天候不良が予想されるため隊員の安全確保を優先し、S16/17旅行隊は本日(7日)、昭和基地帰投となります。従いまして、今回の運用は再び延期となりました。(9/7修正)」と伝えている。
ブログ「こちらは8J1RL南極昭和基地です」によると詳細は以下の通り。
以下の日程で葛西隊員による 8J1RL/P の運用を計画しています。
呼出符号:8J1RL/P
Loc:LC01AA
日程:9月6日(水)~8日(金)
運用地点:南極大陸内陸部のS16/17無人観測拠点
運用周波数・モード:14.260MHz±/21.260MHz±(SSBのみ)
設備:FT-897/50W、In.V
内陸は標高も高い上に360度障害物ゼロの好条件ですが、風も強く気温も昭和基地より更に10度ほど低い環境であり、設営そのものが困難です。
また現場での業務進捗次第では取りやめになる場合があります。
しかし実現すれば基地以外からの8J1RL運用は初ではないかと思います。
ネット環境がありませんのでDXクラスタへのセルフアップはありません。
↓以前の記事はこちらをチェック!
●関連リンク:8J1RL/P 運用情報 (吉川隊員のブログ「こちらは8J1RL南極昭和基地です」)
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