“ボーイスカウト”に代表されるスカウト運動の世界団体「世界スカウト機構」は、スカウトたちがアマチュア無線の電波を通じて国内各地や外国のスカウト仲間と交信し、お互いを理解し知識と友情を深めることを目的とした公式国際行事「第60回ジャンボリー・オン・ジ・エア(JOTA)」を2017年10月20日(金)~22日(日)に主要アマチュアバンドの「世界スカウト周波数」で実施する。
「ジャンボリー・オン・ジ・エアー(JOTA)」は、世界各国のスカウトが電波を通して国際交流を深める行事として、1957年にイギリスで行われた「第9回世界ジャンボリー」で初めて行われ、今年で60回目となる。また最近はJOTAと同趣旨で、インターネットを利用した「ジャンボリー・オン・ジ・インターネット(JOTI)」も同時に開かれている。
公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟によると、今年のJOTAの開催概要は次のとおり。
◆名称:第60回ジャンボリー・オン・ジ・エア(略称 JOTA)
◆目的:
●世界スカウト機構が主催する公式国際行事で、スカウトがアマチュア無線行事に参加し、電波を通じて国内各地や外国のスカウト仲間と交信し、お互いを理解し、知識と友情を深めることを目的とする。
●免許を持たないスカウトは、参加局の交信を聴取し、各地や各国のスカウト活動を理解する。
●この行事を機会とし、関連するチャレンジ章、ターゲットバッジ、技能章の取得を目指す。
◆日時:平成29年10月20日(金)00:00~22日(日)24:00の72時間
(世界各国とも、それぞれの標準時間で実施する)
◆参加方法:
●スカウト関係者であれば、誰でも参加することができる。
●班・隊・団・地区・県連盟で、それぞれのプログラムとして実施し、また、個人・任意のグループ(クラブ局等)として参加するなど、形態は問わない。
●参加(聴取も含む)したスカウト関係者は所定の様式(日本連盟のホームページに今後掲載される)による報告書を提出する。
(1)アマチュア無線の免許を所有する者
・国内各地や外国のスカウト仲間と交信し、互いの氏名・所属団・所在地・活動状況等を 話し合い、記録する。
(2)アマチュア無線の免許を持たない者
・日本では、免許を持たない者の交信は、電波法で禁止されているため、参加局の交信を聴取することによる参加とする。
・所属する隊・団・地区・県連盟でプログラムとして実施される場合は、これに参加する。
・周辺で実施されない場合は、一般のアマチュア無線局の協力を得て参加する。
・行事終了後は、協力者の氏名、住所、局名を記載し、所定の様式の報告書を提出する。
◆運用方法:
●世界スカウト周波数に定められている下記の周波数、またはその前後の周波数において、スカウト仲間を呼び出すか、応答し交信相手を決める。
●相手局が決まったら、他の周波数に移り交信を開始する。ただし、周波数帯によっては、混信のため移れない状態もある。
●使用できる周波数と電波形式は、周波数帯ごとに電波法で細かく定められている。
●日本アマチュア無線連盟の定める各周波数帯の「アマチュア無線バンド使用区別」に従う。
◆参加規定:
(1)参加局は、免許を受けている出力・周波数・電波型式の範囲内で運用する。
(2)電波法その他諸規則を厳格に守り、日本アマチュア無線連盟の定める各周波数帯のアマチュア無線バンド使用区別に従う。
(3)呼び出しは次の要領により、これに対し応答する。
・無線電話:CQジャンボリー
・無線電信:CQJAM
(4)世界スカウト周波数は、原則として呼び出しだけに利用する。
開催期間中は各周波数でスカウトたちの交信が聞こえると思われる。詳細は下記関連リンク参照。
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<写真リポート>海外から訪れたハムに開放! 24時間体制、第23回世界スカウトジャンボリー記念局(臨時局)「8N23WSJ」の運用状況
●関連リンク:
・第60回ジャンボリー・オン・ジ・エア実施要領 PDF(公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟)
・ジャンボリー・オン・ジ・エア(JOTA)/ジャンボリー・オン・ジ・インターネット(JOTI)(公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟)
・JA1YSS 日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ
・ジャンボリー・オン・ジ・エア(JOTA)/ジャンボリー・オン・ジ・インターネット(JOTI)(JA1YSS 日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ)
・第60回ジャンボリー・オン・ジ・エアー掲示板(JA1YSS 日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ)
・Jamboree on the Air – Jamboree on the Internet(jotajoti.info)
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