一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、2017年10月29日(日)に東京・秋葉原で22歳未満を対象とした「WAKAMONO(若者)アマチュア無線イベント」を初開催した。2週続けての台風が接近する悪天候の中、保護者を含め約250名が来場し「無線体験コーナー」や「電子工作教室」などさまざまな企画が行われ、会場は子供たちの歓声に包まれた。
2017年3月現在、JARL正員(56,265名)の中で最も会員数が多い年齢は「66~70歳」の11,222名で、次いで「61~65歳(10,126名)」、「56~60歳(8,812名)」、「51~55歳(7,583名)」となっている。全体的に46歳以上から80歳に正員が集中し、40歳以下は合算しても3.3%(1,863名)に過ぎず、特に25歳以下の青少年はわずか1.2%(690名)という、組織の将来に不安のある状況となっている。
JARLは今年度、青少年層のアマチュア無線人口を増やすとともに連盟の会員増強を図るため、22歳未満の入会金と会費を1年間実質無料にする「青少年お試し入会キャンペーン」をはじめ、各種の取り組みを行っている(“お試し入会”をした青少年のうち38%が、その後も会費を支払って会員資格を継続しているという調査結果が出ている)。
今回、JARLの青少年層拡大施策の1つとして、22歳未満を対象とした「WAKAMONOアマチュア無線イベント」が東京・秋葉原の秋葉原UDXで10月29日(日)に初開催された。台風22号が関東地方に接近する中ではあったが、保護者を含めて約250名が来場(事前申し込み者の平均年齢は13.5歳)。子供向けに工夫を凝らした企画や展示の数々が奏功し、子供たちの笑顔と歓声が絶えない楽しいイベントとなった
ではhamlife.jpが会場で撮影・取材した写真を紹介していこう。
<会場の雰囲気と各種プログラム>
●いったん広告です: