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【追記:交信成功!!】<ARISSスクールコンタクト>国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士、12月11日 20時06分から愛媛県西予市立城川小学校の児童(8J5SS)と交信!!

アマチュア無線の資格を持ち、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士と、子どもたちが交信を行うプロジェクト「ARISSスクールコンタクト」。しばらく日本との交信は行われていなかったが、2017年12月11日の20時06分から、愛媛県西予市立城川小学校の児童が「8J5SS」のコールサインで交信を行う予定だ。これが日本から91例目のARISSスクールコンタクトとなる。ISSから登場するのはイタリア人のパオロ・ネスポリ宇宙飛行士だ。

 

 

8J5SSとのARISSスクールコンタクト時における、ISSの軌道予測

 

 

 ISSの宇宙飛行士と日本の子供たちの交信は2017年8月14日に行われた、大阪府高石市中央公民館が募集した地元の小中学生たち(8N3TA)との交信以来4か月ぶりとなる。愛媛県西予市立城川(しろかわ)小学校は児童数99名。今回のARISSスクールコンタクトでは5・6年生の21名が質問を行う計画だ。また城川小学校ではこの交信の模様を同校ホールで一般公開する。

 

 交信は日本時間の12月11日(月)20時06分25秒からおよそ10分間にわたって行われる。国際宇宙ステーションのコールサインは「NA1SS」。ARISS JapanのWebサイトによると、ISSからは145.80MHzで音声信号が送られてくる。現在ISSに日本人宇宙飛行士が滞在しておらず、交信は欧州宇宙機関(ESA)所属のイタリア人、パオロ・ネスポリ宇宙飛行士が担当し英語で行われる予定だ。

 

 過去、NA1SSから発射された宇宙飛行士の声は「見晴らしのよい場所で、ハンディ機に付属ホイップアンテナでも聞こえた」「アパートのベランダから斜めに付き出したモービルホイップでキャッチした」といった受信リポートがTwitterに書き込まれていた。ビームアンテナに仰角ローテーターといった本格装備がなくても、ISSの軌道が高く状態の良いタイミングなら、受信のチャンスはありそうだ。この日のために準備と交信の練習を重ねてきた子供たちの夢を壊さぬよう、静かなワッチを心掛けたい。

 

 なお2017年12月17日(日)にロシアから打ち上げられるソユーズ宇宙船で、JAXAの金井宣茂宇宙飛行士がISSに搭乗し、第54/55次長期滞在クルーとして約4か月滞在する予定だ。しかし金井宇宙飛行士はアマチュア無線の資格を所持していないことから、今後も日本の子供たちのARISSスクールコンタクトは、資格を持つ他の宇宙飛行士と英語で行われることが予想されている。

 

 

【12月11日21時追記】この交信は無事に終了し、日本における91例目のARISSスクールコンタクトとなった。ISSからの電波も強力で、Twitter上には各地からの受信報告が相次いだ。

 

 

 

●関連リンク:
・12月11日にARISSスクールコンタクトが実施されます(7M3TJZ ARISSスクールコンタクトブログ)
・西予市立城川小学校
・Upcoming ARISS Contacts(12月11日朝現在、今回の交信スケジュールは掲載されていない)
・ARISSスクールコンタクト
・「きぼう」/ISSの目視予想情報(JAXA)

 

 

 

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