アイコム株式会社は2017年12月26日、3月末に発売した広帯域受信機「IC-R8600」の新ファームウェア、「Version 1.30」を同社サイト上に公開した。今回は「I/Q OUTポートからのデジタルI/Q(In Phase/Quadrature)出力に対応」「その他、軽微な修正」が図られたほか、フリーSDRソフトウェア「HDSDR」で使用するためのUSB I/Qパッケージも新規公開された。同機種の新ファームウェア公開は8月30日に次いで5度目となる。
●IC-R8600の新ファーム(Version 1.30)
おもな変更点:
・[I/Q OUT]ポートからのデジタルI/Q(In Phase/Quadrature)出力に対応
・その他、軽微な修正
●新規公開 HDSDR用USB I/Qパッケージ(Version 1.00)
・このソフトウェアパッケージは、IC-R8600のI/Q出力をHDSDR(フリーSDRソフトウェア:http://www.hdsdr.de/)で使用するためのものです。[I/Q OUT]ポート用のUSBデバイスドライバとHDSDR用のExtIO DLLファイルがインストールされます。
・ソフトウェアをインストールする前に、取扱説明書で必要な機器や動作環境、ご使用までの流れなどをご確認ください。
・IC-R8600のファームウェアはVersion 1.30以降をご使用ください。
なおIC-R8600のファームアップは、SDカードを使用して行うことができる。書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
MAIN CPU:1.30
FRONT CPU:1.00
DSP Program:1.03
DSP Data:1.00
FPGA:1.10
DV DSP:1.00
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:
・ファームウェア/ドライバダウンロード・IC-R8600(アイコム)
・ファームウェア/ドライバダウンロード HDSDR用USB I/Qパッケージ(アイコム)
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