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<終戦後、日本人によるアマチュア局開設が禁止されていた時代>1948年に占領軍(進駐軍)が日本で運用した「J2AZA」「J9ABS」のQSLカードがヤフオクに出品

1941(昭和16)年12月8日の太平洋戦争開戦により、日本におけるアマチュア無線の運用は全面的に禁止となった。そして戦後も1952(昭和27)7月29日に全国30人に予備免許が交付されるまで日本人によるアマチュア局の開局・運用は全面的に禁止されていた。そんななか占領軍(進駐軍)が1946(昭和21)年ごろからJ2~J7、J9のプリフィックスを使用して沖縄を含む日本国内から運用。その時代の貴重なQSLカード2種類がヤフオクに出品された。eBeyなど海外のオークションサイトでは古いQSLカードの出品を見かけることがあるが、国内での出品は珍しく話題となっている。

 

 

 

 今回、ヤフオクに出品されたのは、占領軍(進駐軍)の関係者が運用したと思われるQSLカード「J2AZA」「J9ABS」の2枚だ。「J2AZA」の運用場所は不明だが、「J9ABS」は沖縄(島)と記載がある。ともに1948(昭和23)年に28MHz帯での運用だった。

 

 日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトによると、戦前の沖縄は九州と同様に「J5」のプリフィックスが使われ、「J9」は台湾と南洋に割り当てられていた。

 

 戦後の1946(昭和21)年に沖縄で「J9」が使われるようになり(※終戦直後の一時期は南洋と小笠原諸島で「J9」が使用され、その後に沖縄限定となる)、さらに1949(昭和24)年には「KR6」に変更されている。ちなみに沖縄在住の日本人にアマチュア無線の運用が認められ「KR8」が割り当てられるのは1961(昭和36)年のことだ。

 

 また戦前に日本本土の各地域で使われていた「J2~J7」のプリフィックスも、1949(昭和24)年の元旦(アトランティックシティ条約の施行日)から「JA2~JA7」へ変更されている。従って沖縄で使われた「J9」プリフィックスのQSLカードは貴重なものといえるだろう。

 

 

「占領軍局 J2AZA ジェーンズ大尉 (1948年、米国官製葉書)」と説明のあるQSLカード(ヤフオク画面から)

「占領軍局 J9ABS (1948年 沖縄 米軍 嘉手納航空基地郵便局)」と説明のあるQSLカード(ヤフオク画面から)

 

 

 日本におけるコールサインの変移は、下記の関連リンクからコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトで確認してほしい。

 

 

 

●関連リンク:
・QSLカード> 占領軍局 J2AZA ジェーンズ大尉 (1948年、米国官製葉書)(ヤフオク)
・QSLカード> 占領軍局 J9ABS (1948年 沖縄 米軍 嘉手納航空基地郵便局)(ヤフオク)
・コールサインの改変(JJ1WTL)
・沖縄の旧プリフィックス(JJ1WTL)
・Untold Facts(JJ1WTL)

 

 

 

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