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<年間アクセスランキング付き!!>hamlife.jpの掲載記事で振り返る「2017年アマチュア無線界の話題」

【あけましておめでとうございます。今年もhamlife.jpを宜しくお願い申し上げます】
年末年始恒例のスペシャル企画として、hamlife.jp掲載記事で1年間を振り返る「2017年アマチュア無線界の話題」をお届けしよう。

 

関東総合通信局 三浦電波監視センターから見た早朝の富士山(1月1日撮影)

 

 

 まずは2017年にhamlife.jpへ掲載した記事の中から、反響の大きかったものをキーワードで振り返ってみよう。

 

 

★さまざまな新製品の登場~アマチュア無線機編~

 

アイコム・IC-7610(同社プレスリリースより)

 

 2017年に「新製品」として発売が開始されたもの、「参考出品」として将来の市販を前提としてイベントでお披露目されたものを合わせると、アマチュア無線機と広帯域受信機で13機種に及ぶ。
 このうちアイコムのHF+50MHz帯のデスクトップ機「IC-7610」と広帯域受信機の「IC-R8600」はハムフェア2016で展示され、2017年になってから発売が開始されたものだ。IC-7610はRFダイレクト・サンプリング方式を採用し、異なるバンド/異なるモードのデュアルワッチが可能なことから人気を集めたが、発売開始が何度か延び、出荷開始は9月末となった。また広帯域受信機の「IC-R30」はハムフェア2016ではモックアップでの展示だったが、ハムフェア2017では動作する状態で展示が行われ、開発が進んでいることが伺えた。

 

<価格は228,000円+税>アイコム、デジタル通信に対応した広帯域受信機「IC-R8600」を正式発表、3月末発売予定
https://www.hamlife.jp/2017/02/14/icom-icr8600-release/

 

<発売開始は5月予定>アイコム、HF/50MHz帯の固定機「IC-7610」を正式発表、価格は368,000円(税別)
https://www.hamlife.jp/2017/03/16/icom-ic7610-release/

 

 

 またハムフェア2017の会場では次のような製品が初お披露目となった。アイコムのIC-9700はIC-7300と同一サイズで144/430/1200MHz帯をカバーしD-STARのDDモードも搭載していることから期待の声が高い。またエーオーアールのAR-DV10は各種デジタル通信に対応したハンディタイプの広帯域受信機として注目を集めたが、残念ながら当初“公約”だった2017年内の発売は果たせなかった。またアツデンのAZR-550FZは今は亡き東京ハイパワーのリニアアンプの復刻版ということで発売開始が待たれている。

 

【ハムフェア2017】<D-STARを含むオールモードに対応!!>アイコム、144/430/1200MHz帯デスクトップ機「IC-9700」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2017/09/02/hamfair2017-icom-ic9700/

 

【ハムフェア2017】<10種類のデジタル通信に対応>エーオーアール、広帯域受信機「AR-DV10」「AR5700D」「AR-ALPHAⅡ」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2017/09/03/hamfair2017-aor-receivers/

 

【ハムフェア2017】<GPS搭載で100kHz~3.3GHzをカバー、2波同時受信・録音も可能>アイコム、デジタル通信対応の広帯域受信ハンディ機「IC-R30」を展示!!
https://www.hamlife.jp/2017/09/03/hamfair2017-icom-icr30/

 

【ハムフェア2017】アツデン、HF+50MHz帯のリニアアンプ「AZR-550FZ」「AZR-1000」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2017/09/03/azden-hf-linear-amp/

 

 

 そのほかの新製品は発表順に紹介しておこう。2017年の八重洲無線はハンディ機が2機種登場したものの、HF固定機のジャンルで動きはなかった。

 

<簡単操作、新機能アクセスポイント/ターミナルモードに対応>アイコム、144/430MHz帯のD-STAR対応モービル機「ID-4100」を3月15日に発売開始!!
https://www.hamlife.jp/2017/02/17/icom-id4100-release/

 

<「西日本ハムフェア」会場で展示予定>八重洲無線、430MHz帯アナログFMレピータの新製品「DR-1XJ」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2017/03/03/yaesu-dr1xj-release/

 

【追記あり】<発売開始は4月予定>八重洲無線、C4FMデジタル/アナログFM対応の144/430MHz帯ハンディ機「FT-70D」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2017/03/27/yaesu-ft70d-release/

 

<70台限定!ケンウッド設立70周年記念モデル>「TRIO」ロゴを冠したHF/50MHzトランシーバー「TS-590SG70」を9月中旬より発売
https://www.hamlife.jp/2017/07/11/ts-590sg70/

 

【商品情報ページも開設】<送信出力5W、1000mWの大音量&簡単操作>八重洲無線、コンパクトサイズの144/430MHz帯FMハンディ機「FT-65」を発表!
https://www.hamlife.jp/2017/07/14/yaesu-ft65/

 

<新機能で気軽にD-STARの遠距離通信が楽しめる>アイコム、D-STAR対応430MHz帯ハンディ機「ID-31PLUS」3色ラインアップで8月下旬発売予定
https://www.hamlife.jp/2017/08/10/icom-id31plus-release/

 

 

★さまざまな新製品の登場~ライセンスフリー無線編~

 

アルインコのデジタル簡易無線登録局「DR-DPM60」

 

 特定小電力無線、デジタル簡易無線登録局、市民ラジオ(合法CB)といった、いわゆる「ライセンスフリー無線」のジャンルにも、さまざまな新製品が登場した。
 まず特定小電力無線では業務ユースを意識した製品も登場した。

 

<業界初!親局なしで三者同時通話OK>アルインコ、IP67耐塵防浸型の特定小電力ハンディ機「DJ-P300」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2017/02/17/alinco-djp300-release/

 

<業務ユースのほか“フリラー”向けに回路と機能を見直し>アルインコ、351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)ハンディ機「DJ-DPS70(KA/KB)」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2017/03/24/alinco-dj-dps70-release/

 

 

 351MHz帯のデジタル簡易無線登録局では、八重洲無線が上空チャンネルも送受信可能な1W機を、アイコムは業務にも使える5W/1Wの切換モデルを、アルインコはパネルセパレートも可能なモービル機をと、各社が異なるアプローチで新製品を投入した。

 

<送信出力1W、アンテナ取外し不可>八重洲無線、陸上+上空の35chをフル装備した351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)ハンディ「VXD1S」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2017/04/19/yaesu-vxd1s-release/

 

<パネルセパレート可能でツインマイクに対応>アルインコ、351MHz帯デジタル簡易無線登録局のモービルタイプ「DR-DPM60」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2017/06/05/alinco-dr-dpm60-release/

 

<録音再生機能を搭載、Bluetooth+バイブレーション搭載モデルも>アイコム、351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)の新モデル「IC-DPR7」「IC-DPR7BT」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2017/09/14/icom-icdpr7-release/

 

 

 そして27MHz帯の市民ラジオは、昨年に続いてサイエンテックスがポータブルタイプのCB機「JCBT-17A」を発売して注目を集めた。

 

【追記:受注台数に達し生産確定!】<メーカー直販価格は送料込み“98,400円”>サイエンテックス、新スプリアス基準対応の新型CBポータブル機「JCBT-17A」受注生産の予約を開始!
https://www.hamlife.jp/2017/05/25/jcbt-17-news2/

 

 

★JARL ~会員増強、アマチュア無線人口増の道険し~

 

JARLの資格色別門標板

 

 2017年の一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、2年に一度の通常選挙がない年のため大きな動きはなかったが、会員増強や既存会員のサービス向上に取り組みが見られた。アマチュア無線PR動画の製作と公開、会員証のリニューアル、FacebookページとYouTube公式チャンネルの開設、資格別門標板の頒布復活、子供たちを対象としたイベントの開催などはその一例だ。

 

<お馴染みの女性タレント3名が出演>JARLとJAIA、青少年向け「アマチュア無線PR動画」3本を制作し、今日からYouTubeで公開!!
https://www.hamlife.jp/2017/03/17/jarl-jaia-hamradio-pr-movie/

 

<IDカードストラップのプレゼントも実施>JARL、4月から「会員証」をリニューアル、TwitterやFacebookの公式アカウントを開設へ!!
https://www.hamlife.jp/2017/03/24/jarl-idcard-renewal/

 

<開設準備中?のTwitterアカウントも判明!>JARL、「公式Facebookページ」で情報発信スタート!!
https://www.hamlife.jp/2017/05/10/jarl-twitter-facebook/

 

<1アマの「黄色」が大人気!!>JARLの会員向けサービス「資格別門標板」の頒布方法を紹介
https://www.hamlife.jp/2017/06/22/jarl-shikakubetu-monhyoban/

 

<保護者を含め約250名が参加!!>子供たちの笑顔が絶えない、JARL主催「WAKAMONOアマチュア無線イベント」会場リポート!!
https://www.hamlife.jp/2017/11/01/jarl-wakamono-event-kekka/

 

 

 しかしアマチュア無線人口の増加とJARL会員数増強への道は、依然として険しい状態が続いている。

 

<前月比、直近5年間で最大の減少数に!>総務省が2017年10月末のアマチュア無線局数を公表、前月より726局少ない43万1,734局
https://www.hamlife.jp/2017/12/05/soumusyo-toukei-201710/

 

<25歳未満と66歳以上の会員が増加、QSL転送は4.8%減少>JARLの最新「年齢層別会員構成」「QSLカード転送処理枚数」などが判明
https://www.hamlife.jp/2017/04/21/jarl-kaiin-nenrei-201703/

 

 

 hamlife.jpでは、定時社員総会のリポート(速報)や、総会議事録や理事会報告がJARLサイトに掲載された時点で概要を報じている。
 一時はアマチュア無線界を揺るがしたTSSとの問題は、訴訟に発展するも最終的に「和解」(和解内容は非公表)となったほか、一般社団法人化した際に設けられた「理事の75歳定年制」「重任制限」が緩和される動きも昨年あった。2018年は通常選挙が行われる年だが、75歳定年制で立候補の機会がなくなっていたOM諸氏(75歳以上80歳未満)が理事への(再)立候補があるのか、この点にも注目したい。

 

【追記:JARL Webにも情報掲載】<会場から速報リポート>JARL、きょう13時から「第6回定時社員総会」を開催 https://www.hamlife.jp/2017/06/25/jarl-syainsoukai-report-2017/

 

<TSSの訴訟は「和解」、理事の就任は「満80歳未満、重任制限なし」に改定>JARL、第35回理事会報告を会員専用ページに掲載 https://www.hamlife.jp/2017/10/07/jarl-rijikai-houkoku-35/

 

 

★JARD ~スプリアス確認保証と3アマeラーニング~

 

3アマeラーニング養成課程の開講セレモニー風景

 

 一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の2017年は「スプリアス確認保証」に注目が集まった。平成17年11月以前の旧スプリアス規格で作られたアマチュア無線機を今後も使い続けられるように設けられたもので、JARDが新スプリアス規格を満たしていると確認したアマチュア無線機、約1,000機種がリストアップされていた。
 2017年12月以降は新スプリアス規格を満たす無線機器でないとアマチュア局の開設や変更が行えないため、JARDも12月1日からの「アマチュア局の保証」の審査内容を変更し告知に努めた。

 

<スタートから7か月間で3,000台強の機器を保証>JARD、平成28年度の「スプリアス確認保証」の申し込み状況を公表
https://www.hamlife.jp/2017/04/13/jard-spurious-hosyo-joukyou/

 

<無線局免許状の備考欄に“無線設備の使用期限”記載始まる!!>JARD、「スプリアス確認保証」の早期利用を呼びかけ
https://www.hamlife.jp/2017/07/21/jard-spurioushosyo-yobikake/

 

<“新スプリアス規格”の自作機、キット、外国製リグの保証方針が明確に!!>JARD、12月1日からの「アマチュア局の保証」の審査内容を変更
https://www.hamlife.jp/2017/11/17/jard-hosyo-shinsa-henko/

 

 

 また2017年4月からは誰でも(4アマ資格がなくても)自宅で受講可能な、第三級アマチュア無線技士のeラーニング養成課程がスタートし、遠隔地の居住者などから好評を博している。これまでの受講生の修了試験合格率は100%を維持している。

 

<30名以上の関係者が出席>JARD、「3アマeラーニング養成課程」の開講式典を実施!!
https://www.hamlife.jp/2017/04/01/jard-3ama-e-learning-startup/

 

 

 そのほか、11月に開催されたJARDの秋葉原イベントと、6月の「第7回定時評議員会」「第20回理事会」および懇親会の記事を紹介しておこう。

 

<写真で見る>500名を超える来場者で賑わった「アマチュア無線フェスタ2017 JARD in 秋葉原」(11月26日開催)の模様
https://www.hamlife.jp/2017/11/29/jard-akihabara-event-2017-kekka/

 

<新役員を選任>JARD、6月28日に「第7回定時評議員会」「第20回理事会」と懇親会を開催
https://www.hamlife.jp/2017/07/06/jard-rijikai-hyogiinkai2017/

 

 

★総務省 ~JT65のオフバンドは減少傾向か?~

 

関東総合通信局 三浦電波監視センターにあるDEURAS-Hの操作卓

 

 流行中のデジタル通信モードのJT65。2016年は3.5MHz帯などで日本のアマチュア無線バンドから逸脱した周波数(オフバンド)で電波を出し、総合通信局に摘発されるケースが相次いだ。しかし2017年は7月にポピュラーな通信ソフトウェア「WSJT-X」で3.5MHz帯の周波数設定を変更されたことが奏功したのか、JT65の摘発はやや目立たなくなった感がある(電波法違反で報道発表される事件は相変わらず多い)。
 hamlife.jpでは、日本における短波帯電波監視の中核となる、関東総合通信局「三浦電波監視センター」の取材を行ってリポート記事を掲載した。

 

【取材動画つき!!】<日本における短波帯の電波監視の要>総務省 関東総合通信局「三浦電波監視センター」訪問リポート
https://www.hamlife.jp/2017/06/19/kanto-soutsu-miura-report/

 

<JA局の“オフバンド問題”に対応>JT65通信ソフトウェア「WSJT-X」、最新版で3.5MHz帯の周波数設定を変更
https://www.hamlife.jp/2017/07/15/jt65-wsjtx-80mb-henko/

 

 

 また総務省は2017年9月に「無線局免許証票の廃止」「無線局免許状の掲示義務廃止」「免許申請書の様式変更」などを盛り込んだ電波法施行規則等の一部を改正する省令案を作成した。その後一般への意見募集(パブリックコメント)と電波監理審議会の諮問~答申を経て、2018年3月から施行されることが決定した。

 

<無線局免許証票の廃止、無線局免許状の掲示義務廃止、免許申請書の様式変更など>総務省、「電波法施行規則等の一部を改正する省令案等」に対する意見募集を開始
https://www.hamlife.jp/2017/10/02/soumusyou-menkyo-ikenbosyu/

 

 

★アマチュア無線イベント ~現地取材を敢行~

 

ハムフェア2017のクラブブース

 

 2017年も各地でアマチュア無線イベントが行われた。最も規模の大きな東京・有明の「アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア)」は例年8月下旬に開催されているが、2017年は会場の都合で9月2日・3日の開催にズレ込み、会場も西館4階に変更となった。それにもかかわらず、土日の2日間開催となってからは過去最高となる39,000名の来場者で賑わった。
 hamlife.jpでは期間中、多数のハムフェア関連記事を掲載したが、そのうち2つを紹介しておこう。

 

【ハムフェア2017】<各社新製品・参考出品を速報!!>ビッグサイト4階で開催のハムフェア、2日間合計39,000名の来場者で賑わう
https://www.hamlife.jp/2017/09/02/hamfair2017-opening-report/

 

【ハムフェア2017】<第3弾!画像で見るダイジェスト>全部ご覧になりましたか?総画像数200枚以上、クラブブース見て回り最終回リポート
https://www.hamlife.jp/2017/09/07/hamfair2017-club-booth-3/

 

 

 そのほか、各地で行われたアマチュア無線イベントの代表的な記事(hamlife.jpによる現地リポート)は次のとおりだ。

 

【写真速報】1月29日に兵庫県尼崎市で開催、「2017関西ハムシンポジウム」会場リポート
https://www.hamlife.jp/2017/01/29/2017-kansai-ham-symposium-2/

 

<70枚以上の撮り下ろし写真を公開!!>過去最多、2,000名の来場者で賑わった「第16回西日本ハムフェア」の模様
https://www.hamlife.jp/2017/03/10/nishiham2017-photo/

 

【KANHAM2017】<油井宇宙飛行士の講演写真も掲載!!>「第22回 関西アマチュア無線フェスティバル」初日(7月15日)の会場スナップ
https://www.hamlife.jp/2017/07/16/kanham2017-report01/

 

【KANHAM2017】<2日間で過去最高の9,500人が来場>「第22回 関西アマチュア無線フェスティバル」2日目(7月16日)の会場スナップ
https://www.hamlife.jp/2017/07/17/kanham2017-report02/

 

<写真速報!!>「第5回北海道ハムフェア」札幌市東区で2年ぶりに開催!!
https://www.hamlife.jp/2017/09/24/8hamfair2017-report/

 

<写真多数掲載>のべ1,700名が来場!! 「第5回北海道ハムフェア」出展ブース&会場内の模様
https://www.hamlife.jp/2017/09/30/8hamfair2017-report2/

 

 今年も各地でアマチュア無線イベントが行われる。特に3月11日(土)には宮城県仙台市で初めての「東北復興アマチュア無線フェスティバル」が開催されるので注目したい。

 

 

2017年の年間アクセスランキングは次ページで公開!!

 

 

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