先週のアクセスランキングで1位となったのは、第三級アマチュア無線技士で「JI1NYO」のコールサインを持つ女優の松田百香さんが、2017年末で所属事務所を退社し芸能界を引退していたことが判明したという話題だ。一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の「アマチュア無線ナビゲーター」を務めたり、月刊誌「ラジオライフ」で連載を持つなど、アマチュア無線関係でも露出度が高かった彼女のファンは無線家にも多く、関心を集めた形だ。1月25日(木)午前0時、日付が変わって誕生日を迎えた松田百香さん。オフィシャルブログを更新し「ご報告」と題したメッセージを掲載。ブログを引用する形で「スポーツ報知」が引退を報じるなど話題となった。
2位は、国防総省が世界各地に駐留する米軍関係者向けに放送している「AFN(American Forces Network、駐留米軍放送網)」が、米国東部標準時の1月20日(土)からサービスを停止し、日本を含む世界中のAFNラジオではクラシック音楽が繰り返し流れているというニュース。これは、米国議会上院は与野党の対立から新たな予算案が可決できず、4年ぶり(2013年10月以来)となる一部政府機関の閉鎖が始まった影響によるものだが、AFN東京、AFN沖縄など各局は1月21日(日)の13時25分ごろに通常放送を再開している。一時は、アマチュア無線との関係が深いFCC(Federal Communications Commission、連邦通信委員会)も、事態が長期化した場合には業務停止になる可能性もあった。
続く3位は、アマチュア無線を使い国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士と、子供たちが交信を行うプロジェクト「ARISSスクールコンタクト」が、2018年1月22日(月)、岐阜県各務原市立那加(なか)中学校の科学部に所属する生徒たちが「8J25D」のコールサインで交信を行うことを伝える記事だった。当日は、国際宇宙ステーション側はコールサイン「NA1SS」でオンエアー。およそ10分間にわたって子供たちとの交信を行い無事に終了した。現在ISSにはJAXAの金井宣茂宇宙飛行士が長期滞在しているが、交信はNASA所属のマーク・ヴァンデハイ宇宙飛行士(KG5GNP)と、英語、日本語の交互で行われていた。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)【追記:1月25日公式ブログに最後のメッセージを掲載】<「お別れは無しにさせてください」と連載記事で心境を語る>松田百香さん(JI1NYO)、昨年末で芸能界を引退
2)<ARISSスクールコンタクト>国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士、1月22日(月)19時23分から岐阜県各務原市立那加中学校の生徒(8J25D)と交信!!
3)【追記:放送再開】<長引けばFCCの業務にも影響か>米国の政府機関閉鎖で日本を含む世界中の「AFN(駐留米軍放送網)」がサービス停止
4)<2018年1月22日から1年間>東北無線電信講習所 創立75周年記念局「8J75RS」運用スタート!!
5)<事務局でも1月29日から発売開始>「JARL会員局名録2018-2019」完成、予約者には今週末から順次発送
6)<巻末付録は「受信機&無線機改造マニュアル 後編」>三才ブックスが月刊「ラジオライフ」2018年3月号を刊行
7)<無資格でアマチュア無線を運用>関東総合通信局、電波法違反で48日間の無線従事者の従事停止処分を実施
8)<無線局免許証票の廃止、無線局免許状の掲示義務廃止、免許申請書の様式変更など>総務省、「電波法施行規則等の一部を改正する省令案等」に対する意見募集を開始
9)1エリア(関東)と2エリア(東海)で更新。1エリアはJJ1の1stレターが「I」から「J」へ移行----2018年1月20日時点における国内アマチュア無線局のコールサイン発給状況
10)<「いい加減にしてくれ」の声も…>続出する「ありえない激安価格」の無線機通販サイト、今度は長野県の無線ショップのデータを盗用か
●いったん広告です: