アマチュア無線の資格を持ち、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士と、子どもたちが交信を行うプロジェクト「ARISSスクールコンタクト」。2018年1月22日の19時23分から、岐阜県各務原市立那加(なか)中学校の科学部員19人が「8J25D」のコールサインでNASA所属のマーク・ヴァンデハイ宇宙飛行士(KG5GNP)との交信にチャレンジし無事成功した。日本からのARISSスクールコンタクトはこれが92例目となった。当日の模様が岐阜新聞のニュースサイトなどで公開されている。
岐阜新聞のニュースサイトが1月24日に掲載した記事によると、今回のARISSスクールコンタクトは那加中学校理科室を会場に行われ、保護者ら約50人が見守る中、科学部の1・2年生19人が交信を行ったという。
ISS側はフライトエンジニアのマーク・ヴァンデハイ宇宙飛行士(KG5GNP)によるオペレートで、科学部の生徒らも英語で通信を行ったが、昨年12月からISSに長期滞在中の金井宣茂宇宙飛行士の声(日本語)も数回にわたって聞こえ、生徒たちはサプライズに大喜びだったという。
なお、この模様は同校のホームページにも写真が掲載されている。
【2018年3月23日追記】
JARL Webは3月22日、このARISSスクールコンタクトに関する詳細なリポートを掲載した。関係者による執筆で、スクールコンタクト実現までに経緯やコールサイン「8J25D」の意味、交信に至るまでに発生したさまざまなトラブルやハプニングについてを紹介している。
●関連リンク:
・宇宙滞在の金井さんと交信 生徒にサプライズ(岐阜新聞Web)
・宇宙の景色どうですか 各務原・那加中生が金井さんらと無線交信(中日新聞プラス ※要会員登録)
・宇宙飛行士との交信(各務原市立那加中学校)
・§ 97.115 Third party communications.(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・岐阜県各務原市立那加中学校科学部の生徒たちが国際宇宙ステーションと交信に成功(詳細リポート)(JARL Web)
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