アイコム株式会社は2018年1月31日、昨年9月下旬に出荷を開始したHF+50MHz帯固定機「IC-7610」の新ファームウェア、「Version 1.05」を同社サイト上に公開した。内容は「FPGAの品位改善」「その他、軽微な変更」の2項目だ。同機種の新ファームウェアは1月9日に公開された「Version 1.04」に次いで3回目となる。
アイコムのIC-7610はRFダイレクト・サンプリング方式を採用し、リアルタイムスペクトラムスコープを搭載、異なる2バンドの同時受信が可能でRMDR特性に優れたHF+50MHz帯オールモード機だ。2016年のハムフェア会場で電撃発表され、13か月後の2017年9月下旬から出荷が始まった。
今回発表された新ファームウェアの内容は次のとおり。
●IC-7610の新ファーム(Version 1.05)
おもな変更点:
・FPGAの品位改善
SSBモード時の送信電波品位(不要側波帯抑圧比)を向上。
AMモード時の受信用デジタルIFフィルター設定の修正。
COMPメーターなどの修正。
・その他、軽微な変更
IC-7610のファームアップは、SDカードまたはUSBメモリーを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU: 1.05
Sub CPU: 1.01
Front CPU: 1.00
FPGA: 1.04
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:ファームウェア/ドライバダウンロード・IC-7610(アイコム)
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