アツデン株式会社は2018年2月5日、コンパクトで軽量のHF~50MHz帯550Wリニアアンプ「AZR-550FZ」の発売をWebサイトで告知した。価格は285,000円(税別)。同社によると発売開始は3~4月頃を予定しているという。
アツデンのAZR-550FZはスイッチング電源を採用した小型軽量のリニアアンプで、昨年9月の「ハムフェア2017」会場で参考出品された。同会場での説明によるとこの製品は日本国内で製造されたものでオートアンテナチューナーは非搭載。“かつて東京ハイパワーから発売されていた「HL-550FX」の復刻版”とのことだ。
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【ハムフェア2017】アツデン、HF+50MHz帯のリニアアンプ「AZR-550FZ」「AZR-1000」を発表!!
https://www.hamlife.jp/2017/09/03/azden-hf-linear-amp/
アツデンのWebサイトに掲載された情報から紹介しよう。
<特徴>
コンパクトで軽量なHF帯リニア・アンプです。スイッチング電源の採用により、全質量はわずか9.2kgとなっており、持ち運びに大変便利です。
●MOS FET(VRF150 4個をパラレルプッシュプル)を使用。
最大出力は550W(SSB、CW AC200V~240V運用時、AC100V~120V時は500W)。ブロードアンプの特性を有しバンド切替のみ設定。
●電源電圧は切替なしでAC100V~240Vまでに対応、日本国内だけでなく海外におけるDXペディション等にも幅広い運用ができます。
●マルチメーターにてドレイン電流(ID)、ドレイン電圧(VD)、出力電力(PF)、反射電力(PR)が測定でき各部の動作状態を容易確認できます。
●各部保護のためプロテクト機能を搭載しています。過入力、SWR過大、異常加熱、ドレイン過電圧、過電流。
<仕様>
・周波数:1.8~54MHzの全アマチュア無線バンド
・電波型式:SSB、CW、(RTTY、SSTV、FM)
・励振電力:50~90W
・出力電力:
定格出力 1.8~28MHz帯、50MHz帯550W(RTTY、SSTV、FMでは1/2)(AC100V~120V運用時には500W)
・ドレイン電圧:42V(無励振時)
・ドレイン電流:最大30A
・入力インピーダンス:50Ω不平衡
・出力インピーダンス:50Ω不平衡
・終段トランジスタ:VRF150×4
・回路方式:AB級、パラレルプッシュプル方式
・電源電圧:AC100~240V 50/60Hz
・内蔵メーター:
出力電力 PF 1kW、ドレイン電流 ID 50A
反射電力 PR 100W、ドレイン電圧 VD 60V
・入出力コネクタ型式:M-J型
・外形寸法:232W×142H×392Dmm(突起物部含まず)
・質量:約9.2kg
・冷却方式:強制空冷
・消費電力:単相15A(100V)/7.5A(200V)最大
●関連リンク:AZR-550FZ 1.8MHz-28MHz+50MHz(160m-10m)+6mリニアアンプ(アツデン)
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