2013年12月25日に東京地方裁判所が「破産手続き開始」の決定を行った「株式会社東京ハイパワー」。同社がハムフェア2006で参考出品したHF+50MHz帯オールモードコンパクトトランシーバー「HT-200」がヤフオクに出品され注目を集めている。「HT-200」はその後のハムフェアで何度か参考出品され、ディスプレイ部分の周波数表示カラーが変更されるなど進化を遂げたが、結局市販されることはなかった幻のトランシーバーだ。
【追記:落札価格は…】2018年3月10日(土)21時00分
オークションは3月10日(土)21時36分に終了。気になる落札価格は「68,000」となった。
極めて貴重なアマチュア無線機がヤフオクに出品された。どういう経緯で入手されたものなのか知る由もないが、コレクターズ・アイテムとしては珍品と言っていいだろう。
当時ハムフェアで配布された「HT-200」のパンフレットによると、「本機は小型ながらHF/50MHzオールモード対応のコンパクトなトランシーバーです。送信出力は最大でHF、50MHz10Wです。移動運用にも、固定局のサブトランシーバーとしても最適です。受信可能周波数範囲は0.5~54MHzで、受信部には高級機と同様の高いIP3を持つクワッドミキサーの使用により、広い受信ダイナミックレンジを獲得しています」と書かれている。オプションとして、内蔵オートアンテナチューナーが用意される計画だったとも…。
今回ヤフオクに出品された「HT-200」には、「幻の HF 50メガ トランシーバー TOKYO HY-POWER 東京ハイパワー HT-200 試作品 日本に1台かも ノークレームの25,000円~」というタイトルが付けれている。
出品者からは以下のコメントが記載されている。
幻の HF 50メガ トランシーバー TOKYO HY-POWER 東京ハイパワー HT-200 試作品 日本に1台?です。
本品は2006年のハムフェアーで参考出品された物です。当時の説明パネルもあります、シリアル3となっております。もしかすると現存するのはこの1台かもしれません。電源は安定化電源12V系です。
受信確認は出来ておりますが、マイクがないため送信は未テストです。電池ボックスも裏パネルスリットから見えるのでバッテリー駆動が可能なのかバックアップ用電池ボックスなのか不明です。
ケース取り付け穴12個有りますがはじめから6カ所のみ付いています。超レア物だと思います。東京ハイパワーで開発していた人も欲しくなる逸品だと思います。
壊れていたら直して使っていただけるスキルある方向けアイテムとなります。ジャンクトランシーバーとご理解いただいて結構です。それらを加味したお値段からスタートとなっております。
質問されても詳細はわかりません。画像でご判断ください。
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