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<島を目の前にしてブーベ島ペディ中止>再挑戦時期や600万円以上ものドネーションの取り扱いなど、JAサポートチームが「3Y0Z対応と今後の方針に関して」を公表

28年振りの本格的なDXペディションとして、南大西洋にある“世界で最も人里離れた孤島”の「ブーベ島」(ノルウェー領)からのオンエアーを試みた「3Y0Z」。チャーター船で12日間をかけ、南米チリからブーベ島までたどり着いたものの、既報のとおり(2018年2月4日記事)、チャーター船のエンジントラブルや悪天候のために島への上陸が叶わず、島を目の前にして3Y0Z DXペディションの中止が決定された。今回、3Y0Z JAサポートチームは、再挑戦時期や、“オールJA”という考え方で集めた600万円以上ものドネーション(寄付金)の取り扱いを「3Y0Z対応と今後の方針に関して」として公表。また、JAから唯一のオペレーターとして参加した久木田氏(JR4OZR)への支援のために集めた募金の返金方法などアナウンスしている。

 

常にDXCCウォンテッドランキング最上位クラスのエンティティーの1つ、ブーベ島(写真提供:Dolf Kessler)

 

 

 今回、3Y0Z JAサポートチームから以下の案内が届いている。

 


 

 3Y0Z ブーベ島DXペディションは、ご存知のとおり船の故障という予想外の要因により上陸断念となりました。

 

 JAサポートチームとしましても早く次の情報を出したいところでしたが、現地チームの見解なしに勝手に情報を出すわけにもいかず、またリーダーの精神的疲労を考慮すると情報を要求・提案する段階でないことは容易に想像がつきましたので控えていました。

 

 そろそろその時期も過ぎたと思われますので、今後のJAサポートチームの3Y0Z対応と今後の方針に関して皆様にお伝えいたします。

 


 

 

 以下、公表された「3Y0Z対応と今後の方針に関して」を紹介しよう。

 

 

●3Y0Z対応と今後の方針に関して 2018年3月12日

 

 3Y0Z一行がそれぞれの国に帰国してから約2週間が経ちました。ブーベ島上陸断念により憔悴しきっていたメンバーは最近になりようやくまともに話ができる状態になってきましたので、JAサポートチームは3Y0Zリーダーと3Y0Zの現状対応と今後の方針に関し、各種論議を開始いたしました。

 

 簡単に結論が出ない内容もありますので、すべての回答をすぐに入手することは困難と思われますが、現地チームより回答を入手次第、このHPに掲載させていただきます。

 

 ブーベ島上陸断念から1か月も経っているのに、JAサポートチームからの情報がないのはけしからんというご批判のお言葉に対しましては心よりお詫び申し上げます。ただ、現地チームとの論議なしに、我々だけで勝手に現状対応と今後の方針を決定することはできませんし、3Y0Zのリーダー3名が精神的にかなり参っておりましたので、心のリハビリ期間が過ぎるまで議論開始を恣意的に遅らせていました。この点はご理解いただきたいと思います。

 

 我々JAサポートチームが現地チームと論議している内容は下記の通りです。

 

 

1.ドネーションの取り扱い

 

 paypalと日本の銀行口座経由で600万円以上のドネーションをJA各局とクラブよりちょうだいしており、3Y0Zの個人ドネーション金額に占めるJAの割合は20%にもなります。全体の20%を占めるJAからのドネーションは3Y0Zチームにとっても非常に重要な位置づけだったと思います。今回不幸にもブーベ島上陸断念ということになってしまいましたので、皆様方からちょうだいしたドネーションの扱いをどうするかを現地チームと論議しながら決定する必要があります。

 

 ドネーションの取り扱いに関しましては、単に返却する返却しないという議論ではなく、総合的に判断しなければなりません。それには再挑戦の時期とその実効性、今回の会計的な報告、船会社であるDAP社からの補償金額等を具体的に把握し判断することが不可欠です。

 

 以上を踏まえ、ドネーションの取り扱いに関しましては、現地チームより回答が来次第このHPで報告させていただきます。

 

 なお、次回の3Y0Zはどの程度の実行の可能性があるかは現時点では定かではありませんが、3Y0Zの再挑戦の可能性は高いと思われますので、ドネーション募集のページはそのまま継続させていただきます。但し、募集は当分保留とさせていただきます。なお、JA サポートチームがJA WEBページでご案内していました、JR4OZR久木田氏支援ドネーションの取り扱いに関しましては別ページに掲載していますのでご一読願います。

 

 

<再挑戦時期と具体的計画>

 

 上記の通りドネーションの取り扱いとの関わりが深いことですので、我々JAサポートチームはこの点に重点を置き交渉する予定です。K4UEEは来年か再来年に3Y0Zを再挑戦すると言っておりますが、今回のブーベ島上陸断念に至った原因と対策を明確にした上での具体的な再実行計画をK4UEEに要望しております。

 

 また、ファイナンスに関しましては、今回のペディションに関する会計報告を提出してもらいます。また、DAP社との補償交渉の経緯も逐次報告してもらいます。

 

 

2.JAサポートチームからの提言

 

 全体のドネーションの20%を占める大口ドナーJAの代弁者として、我々JAサポートチームは今回参加されたJR4OZR久木田氏のご意見も伺いつつ今回断腸の思いで決定したブーベ島上陸断念の原因と対策に関し提言書をまとめ、現地チームに送付いたします。提言書を元に各種議論を現地チームと行います。

 

3Y0Z JAサポートチーム JA4BUA、JA4DND、JK1KSB、JJ3PRT

 

 

 

●JR4OZR 久木田氏 支援について/JR4OZR 久木田氏支援金募集のご案内 2018年3月11日

 

 3Y0Z ブーベ島ペディションに参加したJR4OZR 久木田氏は、残念なことにブーベ島を目前としながら上陸断念の決定に従わざるを得ませんでした。上記支援につきましたは多くの皆様からご協力いただき誠にありがとうございました。

 

 この個人支援ドネーションは中止または不参加の場合返金することになっておりましたが、今回のケースはこれに該当するものと考えられますので帰国された久木田氏ご本人とも相談した結果、基本的に返金することにいたしました。

 

 ご面倒をおかけいたしますが、返金処理のための振込口座(郵貯口座)情報を
ja4dnd(アットマーク)ict-kuwa.net  までメールにてお知らせください。
返金要求受付期間は2018年6月末までとさせていただきます。

 

 ドネーションいただいた方で振り込みの連絡をいただいた方などアドレスが判明している方にはこちらからメールを差し上げますので、至急振込口座情報のご連絡をお願いいたします。

 

 なお、すでに 多くの方から返金不要との連絡をいただいております。誠にありがとうございます。もし支援金が返却不要の場合は、その旨をメールに記載していただければ幸いです。

 

 

 

 詳しくは下記の関連リンクから確認してほしい。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

【追記:ペディ中止決定!】<積極的なJA向けサービスに期待!JA各局から550万円の寄付集まる>ブーベ島「3Y0Z」DXペディション、「JAサポートチームからのお願い」公開

 

<“オールJA”という考え方で…目標金額300万円!>28年振り、2018年初頭に計画「3Y0Z(ブーベ島)」DXペディションへのドネーションを呼びかけ

 

 

●関連リンク:
・3Y0Z対応と今後の方針に関して 2018年3月12日(3Y0Z JAサポートチーム)
・JR4OZR 久木田氏 支援について(3Y0Z JAサポートチーム)
・The Bouvet Island DXpedition 3Y0Z Early 2018 
・ブーベ島(ウィキペディア)

 

 

 

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