先週のアクセスランキング1位は、2018年4月10日（火）から全国ネットで放送されている刑事ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」に登場する小道具のトランシーバーを参考にして、1982年に発売されたアイコムの430MHz帯ハンディ機「IC-3N」を改造した製作記事。ドラマでは、過去を生きている刑事の声を頼りに、未解決事件を解き明かしていく”という設定で、その連絡手段にトランシーバーが登場する。注目すべきは、アマチュア無線家が知るハンディ機では見られない!? 「VU（ボリューム・ユニット）メーター」がこれみよがしに装着されているのだ。ドラマに登場する小道具同様に、改造はVUメーターを両側から麦球で明るく点灯させているほか、メーターの針も振れるように施すなど、こだわりが随所に見られる製作記事だけに注目が集まった。
続く2位は、総務省が公表した2018年3月末における国内アマチュア局の登録数最新データ。それによると2018年2月末のデータから“1,172局”減少して42万7,070局となった。1995年3月末に過去最高の136万4,316局を記録したピークから増減を繰り返し、ピーク後に最高となった2016年3月末の43万6,389局から“ピーク後最低局数”を更新し続けている。2017年2月末の登録数からアマチュア局は14か月連続で減少。しかも今回は、1か月で1,000局以上も減ったことから、減少スピードが再び加速していることが鮮明となった。なお、一部有効期限の残っている局を除き2015年11月末で使用期限を迎えたパーソナル無線は、2018年2月末の時点で1,489局が免許登録（2018年2月末時点は1,553局が免許登録）している。
2013年4月末から2018年3月末までのアマチュア局数の推移。2018年2月末から2018年3月末の局数でみると、前月比で“1,172局”減少している。ピーク後に最高となった2016年3月末の43万6,389局から“ピーク後最低局数”が止まらない状況が続いている
3位は、「こどもの日」の恒例行事として南極昭和基地のJARL局「8J1RL」が日本の高校生以下のアマチュア無線局と優先的に交信するイベント「こどもの日特別運用」が行われたリポート。2018年5月5日（土・祝）、東京都豊島区南大塚の一般社団法人 日本アマチュア無線連盟（JARL）事務局に公募で選ばれた子供たち11名が集合し、南極との交信に挑戦した。運用スタッフが17時から21MHz帯SSBで8J1RLへの呼びかけを始めたが、電波状態が悪く同バンドでは南極の信号を捕えることはできなかった。そこで14MHz帯SSBに変更。18時過ぎから徐々に信号が聞こえ始め、RS56～55でコンタクトに成功した。だが、今回の参加者には2アマの有資格者がいなかったため、残念ながら子供たちと8J1RLの交信は叶わなかった。
JA1RLの無線設備、IC-7000M（50W）を使用し、21MHz帯で8J1RLを呼び続ける運用スタッフ
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1）＜ハンディ機IC-3Nを改造＞関西テレビ放送、刑事ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」に登場するトランシーバーを参考に作っちゃいました！
2）＜1か月で1,000局以上減少＞総務省が2018年3月末のアマチュア局数を公表、前月より1,172局少ない42万7,070局
3）＜「こどもの日」恒例行事＞JARL中央局（JA1RL）に集まった11名の子供たち、南極昭和基地（8J1RL）との交信に挑戦!!
4）＜大阪府池田市で2名摘発＞近畿総合通信局、免許を受けずに無線局（ハイパワー市民ラジオとアマチュア無線）を不法に開設
5）＜5月7日から11日まで24時間体制で電波監視を強化！＞関東総合通信局、日中韓首脳会談に伴う「重要無線通信妨害対策実施本部」を設置
6）関東、四国、東北、北海道、信越の5管内で更新－－－－2018年5月5日時点における国内アマチュア無線局のコールサイン発給状況
7）＜モールス（CW）通信の上達に役立つ＞日本のハムが開発したフリーソフト「Lerning Morse」「CW MANIA」に注目！
8）＜5月13日（日）9時から11時まで＞横浜泉アマチュア無線クラブ（JL1YIC）、「2018不用品交換会」を横浜市泉区で開催！
9）＜デジタル文字通信「JT65」「FT8」などが簡単に扱える＞アマチュア無線用インターフェースの新モデル「digiaid」頒布開始
10）＜「8J」「8N」で始まるコールサイン＞2018年5月に運用されるJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局に関する情報
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