世界最大規模のアマチュア無線イベント「ハムベンション(Hamvention)2018」が、米国オハイオ州ジーニア市のグリーン郡フェアグランド・エキスポセンター(Greene County Fairgrounds and Expo Center)で、2018年5月18日(金)9時(日本時間18日22時)に開幕した。八重洲無線株式会社の米国子会社、Yaesu USAは会場内の同社ブースで名機「FT-101シリーズ」を彷彿させる型番のHF/50MHz帯トランシーバ 「FTDX101D」の参考出品を行っている。同機種の発売は2018年10月を予定しているという。

名機“ワンノーワン”がSDR技術の採用で復活!? ハムベンション2018で八重洲無線が参考出品した「FTDX101D」。2バンドの同時受信が可能で、サイズは420W×130H×320Dmm、重量約12kg
ハムベンション2018の開幕に合わせ、八重洲無線が日本国内向けにリリースを行った内容から抜粋で紹介する。
HF/50MHz帯 100Wトランシーバ「FT DX 101D」
デイトン・ハムベンション2018 参考出品のご案内
八重洲無線株式会社は、2018年5月18日から20日に米国オハイオ州デイトンで開催される「デイトンハムベンション2018」におきまして、HF帯トランシーバ「FT DX 101D」の参考出品を行いますのでご案内申し上げます。
◆概要:
・1.8MHz~50MHzをカバーする送信出力100W、アンテナチューナー内蔵、デュアルレシーブトランシーバ
・SDR技術を採用したワイドバンドフロントエンドの回路構成
・驚異的な多信号特性を実現したFT DX 9000のミューチューニングシステムのシェープファクターをさらに改善し、バリアブルコンデンサーによる小型化を実現した「VCチューニングシステム」を新開発、RFフロントエンドに搭載し圧倒的な多信号特性を実現
・定評の完璧な混信除去機能「IF SHIFT」「IF WIDTH」「CONTOUR」「IF NOTCH」「APF」を搭載
・7インチの高精細大型カラータッチパネルを採用
・「アクティブバンドモニター」による視認性、操作性の優れたバンド選択キー
・メインVFOノブはデュアルダイアル機構を採用、外側のダイアルはVCチューニング調整、クラリファイアーなどの多機能ダイアルとして動作
◆スペック、その他:
・寸法:幅420×高さ130×奥行320mm(突起物を含まず)
・重量:約12kg
・販売価格:未定
・発売時期:2018年10月予定
なお「ハムベンション2018」会場からの情報によると、FTDX101DはAC電源を内蔵していない。背面には3系統のアンテナ端子のほか、CAT端子、USB端子(Bメス)、外部ディスプレイ端子(DVI-D)、RTTY/DATA、RX OUT A/B、外部スピーカーA/B、その他リニアアンプ制御用の各種端子と大型クーリングファンなどが設けられているという。
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●関連リンク:八重洲無線(5月18日現在、FTDX101Dの情報は未掲載)
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