世界で唯一稼働する旧式のアレキサンダーソン高周波発電機を備えた、スウェーデンの世界遺産「グリムトン長波海岸局」(通称:ヴァールベリの無線局、コールサイン:SAQ)が、“アレクサンダーソン日”に合わせ、2018年7月1日(日)08:45/10:45/12:45UTCの計3回、メッセージを送信する。その模様はYouTubeで中継されるという。さらに敷地内からはアマチュア無線局「SK6SAQ」の運用も行われる。
SAQには1920年代に製造された、旧式のアレキサンダーソン高周波発電機が設置され、かつては大西洋横断の無線通信に利用されてきた。現在では博物館的価値の骨董品となり、特別なイベント時に稼働するのみとなった。
今回、“アレクサンダーソン日”に合わせ、7月1日(日)08:45/10:45/12:45UTCの計3回、超長波の17.2kHzでメッセージが送信される。チューニングはその30分から開始される。
またアマチュア局「SK6SAQ」も、7.035/14.035のCW、および3755kHzのSSBでQRVを予定してる。
(ARRLニュース 6月14日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )
2018年5月1日に実施したSAQメッセージ送信ライブの模様
Live stream from SAQ transmission on May 1st 2018 @ 10.00 UTC
●関連リンク:
・Sweden’s SAQ Announces Annual Alexanderson Day VLF Transmission on July 1(ARRL NEWS)
・ヴァールベリの無線局(ウィキペディア)
・Radiostation Grimeton SAQ(スウェーデン語・英語)
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