八重洲無線株式会社は2018年8月3日、C4FMデジタル対応の144/430MHz帯ハンディ機、FT2Dの新ファームウェアとして、メインファームウェアのVer.3.00、サブファームウェアのVer.2.01、DSPファームウェアのVer.4.30をそれぞれリリースした。同社によると新機能の「DG-ID機能」に対応したという。しかし予告されている「ポータブルデジタルノード機能」には言及されていない。また今回同時にメモリー編集ソフトのADMS-8もバージョン1.1.0.0が新たに公開されている。
八重洲無線のFT2Dの新ファームウェア公開は2016年4月25日以来。今回はメインファームウェアとサブファームウェア、DSPファームウェアがそれぞれバージョンアップされた。発表した新ファームウェアの内容は下記の通り。
★8月3日に公開されたFT2Dの新ファームウェア:
・FT2D用 メインファームウェア Ver.3.00
・FT2D用 サブファームウェア Ver.2.01
・FT2D用DSPファームウェア Ver.4.30
おもな変更点:1.簡単にグループ設定ができるDG-ID機能に対応しました
ご注意
・このファームウエアのアップデートを行うと、アップデートをしていないC4FMデジタルトランシーバーとの間でグループ機能が使えませんのでご注意ください。
・ファームウエアアップデートの際に”ALL RESET”の実行によってメモリーが初期化されますので、アップデート前にSDカードにメモリーチャンネルのバックアップ(Setup-Menu/SD CARD/メモリーチャンネル/SDに書きこみを選択)を必ず行ってください。アップデート後にSDカードからメモリーチャンネルの読み込みを実行するとバックアップしたメモリーチャンネルがトランシーバーに取り込まれます。
・セットモードについては、初期化されますのでアップデート後に再度設定を行ってください。
・ファームウエアのアップデートを行うと、アップデートをしていないトランシーバーとの間ではクローン操作ができなくなります。アップデート後のクローン操作は、ファームウエアをアップデートしたトランシーバー間のみ有効となります。
なお、ファームウェアの更新には、FT2D付属のUSBケーブルを使用する。無線機とパソコンを接続する前に、アップデートマニュアルを読み、パソコンに必要なソフトウェアとドライバーをインストールする必要がある。アップデート作業を行う際は事前にマニュアル等で手順を確認のこと。ダウンロードは下記関連リンクより。
●関連リンク:FT2D 各種ファイルのダウンロード(八重洲無線)
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